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組み立てればひな飾りになる、ひなあられ入り「有庵ひなセット」

　大阪で創業110年の米菓メーカー「とよす」が手掛ける「とよす有庵」が現在、3月3日のひな祭りに欠かせない「ひなあられ」を全36店舗で限定販売している。

　関東のひなあられは爆米（はぜ）という、ポン菓子状態のうるち米に甘く味付けしたものが主流とされるが、関西のひなあられはもち米を原料とし、直径1センチくらいのあられにしょうゆや塩、エビ、青ノリなどさまざまな味が混ざったもの。この関西のひなあられの原型を作ったのが「とよす」の創業者。宮中のひな菓子「引千切（ひっちぎり）」をヒントに「厄よけの5色のあられ」と、あられの新しい可能性として開発した「チョコあられ」の6種類を組み合わせ商品化したという。

　今回、同ブランドが販売するひなあられ商品は5種類。「ひなてまり」は「糸手まり」をイメージしたみやびな色のあられ粒を、白しょうゆであっさり味付けしたもの。少量ずつを個装し、花びらのような華やかな巾着（きんちゃく）に入る。価格は6袋入り＝525円。

　外箱を組み立てればそのままひな飾りになる「有庵ひなセット」は、男びなには5色のひなあられが、女びなにはチョコあられの「ひなチョコ」が入る。サイズは10×30.5×18センチで、価格は1箱1050円。

　ほかにも、「ひなあられミックス」（315円）「ひなチョコ」「ひなチョコいちご」（各368円）や、ひな飾りに人形と一緒に飾りたくなる「三色ひし餅」（2個入り＝735円）、清涼飲料水の「白酒」（180ミリリットル＝735円）も販売する。

　とよす広報担当の豊洲牧子さんは「ひな祭りは、関西ひなあられのルーツを担った米菓メーカーとしてとても大切な行事。近年は家族で女の子の成長を祝うだけでなく、大人の女性同士でのひな祭りも人気。初節句のお祝いや女子会、ママ会、ホームパーティーの手土産にご利用いただければ」と話す。

　期間は、ひな祭り当日の3月3日（土）まで。

とよす有庵