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10回目を記念したバースデーケーキ型ボックス入り「セレクション・10ANS」

　伊勢丹新宿店の本館6階で開催するチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2012」が、1月25日（水）の今日から始まった。

　2003年の初開催以来、10回目となる同展。「10 Desires（10の願い）」をテーマに、パリの本会場と異なり日本の完全オリジナル企画に挑む。会場には15カ国、70ブランド以上のショコラトリーやショコラティエが参加し、それぞれ趣向を凝らしたチョコレートを展開。震災復興のためのチャリティー商品が登場するほか、ジャン=ポール・エヴァン×クリスティーヌ・フェルベールの記念コラボ商品や、「サダハル・アオキ・パリ」×「メゾン・ピック」の限定商品、「ジャン＝シャルル・ロシュー」の3Dボックス入りショコラアソート、昨年話題となった「削るショコラ」の「カルーセル」、「セバスチャン・ブイエ」の本物と見間違うほどのルージュ型チョコレートなど、同展ならではの特別企画や注目商品が続々登場する。

　毎回日本の会場限定で展開する「セレクション・ボックス」は4つのテーマで展開。10回目を記念したボックスで登場するのが「セレクション・10ANS」（14個入り＝6,300円）。世界屈指のショコラティエ14人が「2層構造の正方形ショコラ」を手掛ける。チョコレートの表面と、2層仕様のパッケージボックスには、「サロン・デュ・ショコラ」主催者の1人であるフランソワ・ジャンテさんが特別に描いたイラストをデザイン。

　同展のテーマにちなんだオリジナルアソートとして登場するのが「セレクション・10 DESIRS（10デジール）」（10個入り＝4,830円）。ショコラティエ10人が思い思いに寄せるチョコレートへの哲学を表現したという。パッケージボックスには、人気ミュージシャンのCDジャケットなどを手掛けるアーティスト、金谷裕子さんが描いたイラストをデザインに採用。

　そのほか、被災地への「復興」を願った6人のショコラティエによる「チャリティ・ボックス」（6個入り＝2,415円）が登場する。日本食材を使う、日本の思い出を想起するなどのチョコレートを詰め合わせた内容で、新進気鋭のデザインチーム「SUNDAY　VISION」が箱のデザインを手掛けた。同品の収益金は全額日本赤十字社へ寄付される。「セレクション・レ」（9個入り＝3,780円）は、日本で絶大な人気を誇る「レ」（＝ミルク）チョコレートをテーマにした、9人のショコラティエによるオリジナルアソート。

　同展のチョコレートで注目は、チョコレートの中に半液体のフィリングが入った「セミリキッドショコラ」と「フィリング入り薄型ショコラ」。セミリキッドショコラでは、「アルノー・ラエール」のカラフルなマカロン型チョコレートにとろりとしたキャラメル入りチョコレートが入った新作「ショコマック・サンジェルマン」（6個入り＝2,310円）や、同展初登場となる「フィリップ・リゴロ」の球状のチョコレートにキャラメルガナッシュやクリームが入った「ショコラ・ブール」（4個入り＝1,785円〜）など。フィリング入り薄型ショコラでは、「オテル・デュ・キャップ−エデン−ロック」の厚さ3ミリの中にフルーツコンフィや薄いギモーブが入った「アフター9」「アフター10」や、「フランク・ケストナー」の濃厚なキャラメル・サレと、カリカリした食感のサブレが層になったボンボンショコラ感覚のタブレットを販売する。

　初登場のショコラティエは、近年話題を呼んでいる「レストラン＆ホテル」」のオリジナル限定ショコラとして注目を浴びる、話題の3つ星レストラン「ベルナール・ロワゾー」のショコラティエ、ブノワ・シャルベさん。ほかにも、フランス・ヴァランスの3つ星レストラン「メゾン・ピック」のシェフパティシエでMOFを取得するフィリップ・リゴロさんをはじめ、マーケッターでショコラトリー「アン・ディマンシュ・ア・パリ」も手掛ける、ピエール・クリュイゼルさん、スイス・ジュネーブでカップル2組、4人のユニットによるショコラトリー＆パティスリー「クリストフ・ベルジュ」のオーナーショコラティエ、クリストフ・ベルジュさんにも注目が集まる。

　会期は今月30日（月）まで（最終日は18時閉場）。

ショコラティエ10人の「欲求」をテーマにした伊勢丹限定セレクション・ボックス（関連画像）サロン・デュ・ショコラ2012伊勢丹新宿店