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「かきたねキッチン」大阪高島屋店頭

　デパチカドットコムの年間PV（ページビュー）ランキングは、大阪高島屋に日本初の柿の種専門店「かきたねキッチン」のオープンを伝える記事が1位に輝いた。

　「かきたねキッチン」の記事に続き、2位には新宿小田急にオープンした、かりんとう専門店「ふくるん亭」の記事がランクイン。「柿の種」「かりんとう」というなじみ深い商品を現代風に進化させ、専門性の高い食品を扱った売り場の話題が1位・2位を独占した。

　ランキングは、今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 日本初の柿の種専門店「かきたねキッチン」、大阪高島屋に1号店（3/7）
2. 新宿小田急にかりんとう専門店「ふくるん亭」1号店−黒糖からキムチまで17種（3/15）
3. JR大阪三越伊勢丹、5月4日開業へ−食品売り場は「作」「食」「楽」「贈」で構成（2/28）
4. 松屋銀座にバレンタインスイーツ400種−定番「幸福のブタ」などオリジナル多彩に（1/31）
5. 銀座三越×松屋銀座、初コラボ−「デパ地下スイーツ」対決（10/18）

6. 大丸東京店で「米粉スイーツフェア」−ご当地米粉ロール選手権も(2/15)
7. 銀座三越、GWに向け「銀座みやげ・東京みやげ」を特集−カップスイーツを提案（4/25）
8. 伊勢丹新宿店にアンデルセン新ブランド「イッツ サンドイッチ マジック」（8/26）
9. プランタン銀座でホワイトデーフェア−義理チョコ返しはブーム再来「ワッフル」スイーツ（3/1）
10. 東京ばな奈、20周年で「ありがとうストラップ」入り限定ボックス販売（10/21）

　3位はJR大阪三越伊勢丹の開業日を伝える記事が着けた。既存の阪急・阪神・大丸に対して、JRと組んだ三越伊勢丹がどのような展開を見せるか、大きな注目を集めた。4位「松屋銀座にバレンタインスイーツ400種」、9位「プランタン銀座でホワイトデーフェア」といった、デパ地下ならではの定番フェアも、手堅くアクセスを伸ばした。

　5位の「銀座三越×松屋銀座、初コラボ−『デパ地下スイーツ』対決」は、「銀座地区の活気を取り戻したい」と、80年にわたり銀座でしのぎを削ってきたライバル店同士が初めて手を組み話題を集めた。「互いに商品やウインドーを競い合うことで仕入れや装飾に携わる現場にとっては商品力・提案力を高めるカンフル剤となり、共同でイベントを行うことで両店の買い回りも期待できる」という。

　また、ご当地グルメの人気を背景に企画されたのが、大丸東京店で開かれた「米粉スイーツフェア」（6位）。小麦粉代替品として脚光を浴び、食料自給率アップの救世主としても期待されている「米粉」に着目した。目玉企画の「もちもち米粉ロール選手権」では、全国の米粉を使ったご当地ロールケーキを販売個数でランキング。米粉スイーツを通じて国産素材の魅力やおいしさ、新しさなどを提案した。

　新ブランドの登場を伝える記事が比較的少なかった1年だが、伊勢丹新宿店に登場したサンドイッチ専門店「イッツ サンドイッチ マジック」を伝える記事は8位に着け、アンデルセンの新ブランドに対する期待の高さがうかがえる結果となった。

　東北大震災による電力不足で節電や時短営業などが求められた今年の百貨店業界。さまざまなかたちで取り組まれた復興支援策も含め、「絆」「コミュニケーション」をテーマにした展開が多く見られた。こうした流れをくみ、2012年のデパ地下にはどのような話題がもたらせるのだろうか。

1. 日本初の柿の種専門店「かきたねキッチン」、大阪高島屋に1号店（3/7）2. 新宿小田急にかりんとう専門店「ふくるん亭」1号店−黒糖からキムチまで17種（3/15）3. JR大阪三越伊勢丹、5月4日開業へ−食品売り場は「作」「食」「楽」「贈」で構成（2/28）4. 松屋銀座にバレンタインスイーツ400種−定番「幸福のブタ」などオリジナル多彩に（1/31）5. 銀座三越×松屋銀座、初コラボ−「デパ地下スイーツ」対決（10/18）