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初登場の「伊達な豆福」（みやこがね本舗）

　そごう横浜店8階催会場で10月19日（水）より、震災の被災地、宮城県のグルメを集めた「宮城県の物産と観光展」が開催される。

　震災後、同店では「仙台七夕まつり」にちなんだ震災復興イベントを今年6月下旬、小規模ながら地下2階食品売り場で開催した。今回行う物産展は4月に行う予定だった催事。「本格的な復興にはほど遠い状態で、まだまだ時間がかかる。一人でも多くの方に来場いただき、宮城県を盛り上げてほしい」と同店広報の花岡陽子さん。「会期中は温泉宿泊券や県産品が当たる抽選会も実施するので楽しんでいただきたい」とも。

　25回目となる同展にはイートインも含め約80店が出展。会場には、仙台「牛たん炭焼 利久」が仙台名物の「牛たん『極』弁当」を実演販売するほか、仙台「かまぼこの鐘崎」の手焼き笹（ささ）かまぼこ、塩釜「伊達の一」の海鮮かす漬け、「ずんだ茶寮」のずんだロールケーキ、仙台「仙臺伊達バウム」の伊達バウムなどが並ぶ。さらに復興支援コーナーの設置や「福興袋」（初日19日のみの実施、1袋1,050円、限定100点）の特別販売、「宮城ふるさとプラザ」の特別出店のほか、復興に向けて歩む宮城の写真展も行う。

　初登場は、ご当地スイーツを販売する2店舗。仙台「みやこがね本舗」は大福の中にずんだ餡（あん）が入った「伊達な豆福」（1個147円）を、大崎「貝茶舗」は古代米や十穀米を使った大福を、それぞれ販売。また石巻「パティスリーアンジェリーナ」は、シュー生地にずんだとうま塩を使ったクリームたっぷりの「旨塩ずんだシュー」（1個231円）を初出品する。

　注目のイートインでは、5店舗中4店舗が初登場。石巻「八鶏飯蔵（はっとりはんぞう）」は二度蒸しの茶色い麺を使った魚介だしの焼きそば「石巻焼そば」（1人前701円）を提供するほか、気仙沼「壱萬館」はさんまの煮干しから取った香油をかけた「気仙沼らぁめん」（1人前788円）を提供する。仙台「清美寿司」は「特上三陸にぎり」を、仙台「焼肉本舗 桜ケ丘」は「牛たんクッパ」を、それぞれ提供。仙台「伊達の牛たん本舗」は再登場し、極厚芯たんの定食を各日限定20点提供する。
　
　ほかにも復興支援コーナーでは、フカヒレ濃縮スープや山ぶどうジュース、焼きのりのすしはねなどを販売。「宮城ふるさとプラザ」では玉コンニャクや長なす漬け、牛タンカレーなど宮城のご当地グルメを販売する。

　会期は今月25日（火）まで（最終日は17時閉場）。

イートインに初登場する居酒屋「八鶏飯蔵（はっとりはんぞう）」が手掛ける、石巻市のB級ご当地グルメ（関連画像）そごう横浜店