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バーチャルスイーツショップ画面イメージ

　大丸東京店が9月28日（水）、1階菓子売り場の店頭を実際に歩いているかのようにオンライン上でさまざまなスイーツを購入できる「バーチャルスイーツショップ」を開設した。

　バーチャルスイーツショップは、リアルな店舗空間とオンラインショップを融合させた「百貨店初」のウェブショッピングサイト。カディンチェが提供するパノラマバーチャルショップ構築サービスをベースに制作し、実際の店舗を撮影した上下左右360度パノラマ空間をサイト上に再現した。画面上の店舗や商品をクリックするとウェブショッピングサイトに移動し、その商品を購入することができる仕組み。

　導入について、同店食品部杉山陽子さんは「同店ではスイーツの売上が堅調に伸びており、特に『東京スイーツ』は人気がある。今回のサービス導入でリアルな臨場感を伝え楽しんでいただき、ウェブショッピングへの購買喚起と店頭への来店促進を狙う」と話す。

　「例えば地方にお住まいの方、東京や当店まですぐに出掛けられない方、日中は買い物できない方など、当店のスイーツに興味はあっても来店できない方々にご利用いただき、インターネットを親しんでいる方々には百貨店スイーツへの注目を高めたい」と話す杉山さん。利用客については、主にネット通販に慣れている20代〜40代の女性と、東京土産を購入する会社員が多いと想定する。

　現在、同サービスで取り扱うのは、「麻布かりんと」「ベビーモンシュシュ」「パティスリーキハチ」「アンテノール」「ピエール・エルメ・パリ」「キース・マンハッタン」など20ブランドで、取扱商品は全約180種類。

　のし紙付きの進物包装など、通常百貨店店頭で対応している進物ニーズにも対応しているという。今後は歳暮シーズンに向け和菓子ブランドの取り扱いを増やしたり、限定商品を取り扱ったりするなどして商品の拡充させていく予定。

バーチャルスイーツショップ大丸東京店