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2011年秋冬コラボシリーズ〜（左端より奥へ）おなかパンパン！、井戸にドボン、柱時計に隠れて、オオカミがきたぞ、子ヤギのピンチ

　「ユーハイム・ディー・マイスター」は10月1日（土）より、シーズンごとに打ち出す恒例の「コラボレーションケーキ」秋冬限定商品を全国21店舗で販売する。

　ドイツ人デザイナーのペーター・シュミットさんとユーハイム製菓マイスターの安藤明さんによる同シリーズも26作目。今回は、グリム童話の一つ「オオカミと7匹の子ヤギ」をテーマに、オオカミや子ヤギなど物語に登場するシーンをモチーフに5種類の新作ケーキで表現する。

　「オオカミがきたぞ」（525円）は、マロンの粒入りバニラムースをココアスポンジでサンドし、マロンムースで包み、ミルクチョコレートピストレやガナッシュクリーム、クリなどでオオカミの顔を表現した。「子ヤギのピンチ」（525円）は、優しい甘さのチーズムースに酸味のあるサクランボのコンポートを忍ばせ、ホワイトチョコレートでグラサージュし、デコレーションで子ヤギの顔を表現。

　「柱時計に隠れて」（504円）は、ホワイトチョコレートムースとイチゴのムースをバウムクーヘンで包み、ラズベリーグラサージュで仕上げた。末っ子のヤギがチョコレートの時計やフルーツに隠れている様子を表している。「おなかパンパン！」（525円）は、ミルクチョコレートのムースに、石を連想させるヘーゼルナッツとアーモンドを入れたホワイトチョコレートムースをのせ、ミルクチョコレートで縫い目を表現。「井戸にドボン」（504円）は、井戸のレンガを描いた生地の中にバナナムースとオレンジムースを忍ばせ、オオカミはチョコレートで、水しぶきはクラッシュゼリーで表現した。

　前々回（＝ハーメルンの笛吹き男）、前回（＝灰かぶり姫）に続き今回も童話をテーマに選んだ同ブランド。「分かりやすく、なじみがある」ことから童話がテーマのシリーズは好評。ファミリー層が主流となるため、ドイツから送られてくるデザイン画をベースに実際のケーキに仕上げる段階では、「奇をてらわず、優しく食べやすい味に仕上げる」「安全・安心はもちろん、素材にこだわり、職人ならではの技を随所に生かして美しく仕上げる」ことを意識している。今シリーズではデコレーション部分が通常より多く、線や点など微妙な違いでニュアンスが変わりやすいため「細かいディテールは全て手作業」となり、手間がかかり大変だったという。

　素材の価格が高騰する中、価格設定については「小さなお子さまが楽しみにしていてくださるので、ユーハイムグループで展開する商品の型を活用するなど、コストを抑えて商品を完成させる」よう工夫。「シリーズ5種類と、ホール1台の価格がほぼ同額」を目指し、全体の価格バランスを考えているという。

　販売期間は来年2012年1月下旬を予定。

ユーハイム・ディー・マイスター