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秋の味覚を使った「松茸・舞茸寿司」（左）と「かつおぶり寿司」（右）

　京王百貨店新宿店は9月29日（木）より、秋の名物催事「東西有名寿司（すし）と全国うまいもの大会」を7階大催場で開催する。

　24回目となる同展。会場には全国各地の老舗や名店、料亭の寿司21店と、海の幸や山の幸、スイーツなど71店の全92店が出展。寿司では「マツタケ」「カツオ」「サンマ」「落ちアユ」などの秋の味覚対決を行うほか、うまいものでは「がんばろう東北！」と題し岩手県を特集。各地の人気店も日替わりで登場する。

　見どころは、初企画となる「秋の味覚対決」。日本有数のマツタケ産地、岩手県内で今秋（8月中旬以降〜）収穫されたマツタケをあぶってにぎり寿司に仕立てた、道の駅にしね「味処・赤松どおり」の「松茸・舞茸寿司」（1人前1,300円）を販売する。

　宮崎・延岡「料亭ひだか」は大葉やゴマと合わせた酢めしに、あぶりしょうゆ漬けにしたブリと、旬のカツオをのせた「かつおぶり寿司」（1折1,050円）を販売するほか、奈良県吉野発祥の柿の葉ずしの老舗「ゐざさ」は国産のサンマを使った「新さんま姿鮨」（1,000円）を、九州の名物駅弁「鮎屋三代」も手掛ける熊本のアユ問屋「みなみの風」は秋に産卵のため球磨川河口へと下る、産卵前の脂がのった落ちアユを使った「天然鮎ちらし寿司」（1折945円）を販売。

　毎回注目の「東西対決」は初登場同士。「東」からは青森・八戸「俵屋」がイートインに登場し、秋田県産あきたこまちのシャリに八戸港で水揚げされた新鮮なネタを載せた「八戸寿司」（1人前1,995円）を提供。「西」からは福岡「竜宮城」が登場し、北海道産イクラとキュウリを挟んだシャリに、あぶったノルウェー産キングサーモンと白板昆布をのせた押し寿司「真紅の炙りサーモン寿司」（7切れ＝1,575円）を実演販売する。

　築地初競りで4年連続最高値の本マグロを競り落としたほか、復興支援でさまざまな活動を行っている「板前寿司」は今回、大間産「本まぐろ」の部位を食べ比べできる「大間産 本まぐろにぎりセット」（大トロ＝1貫、中トロ＝1貫、赤身＝3貫、トロ鉄火巻＝3個、計1,000円）をイートインで提供。さらに、同29日（木）と10月1日（土）、築地市場で競り落とす予定の青森県大間産「本まぐろ」の解体ショーも行う。

　岩手県を特集する「かんばろう東北！」では、再建に向け動き出した「はまなす亭」が天然ホヤを使ったまぜご飯やフライ、網焼き、刺し身、吸い物など6品をセットにした「ほやづくし」（1人前2,500円）をイートインで提供。「久慈ファーム」が手掛けるブランド豚「佐助豚」や、「山田の牡蠣くん」の「牡蠣の燻製オリーブオイル漬け」など13店が出展する。

　ほかにも日替わり限定商品には、フルーツゼリーで人気の静岡「スギヤマフルーツ」（同29日、10月4日）、静岡のロールケーキ店「富久家」（同30日）、東北銘菓「鴎の玉子」（10月1日）などが登場する。

　会期は10月4日（火）まで（最終日は17時閉場）。

会場では、築地市場で「板前寿司」が競り落とす、青森県大間産「本まぐろ」の解体ショーを実施（関連画像）京王百貨店新宿店