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あわび炊き込み三陸海産弁当（大船渡・若大将）

　日本橋高島屋8階催会場で9月7日（水）より、東北の美味を集めた「大東北展」が開催される。同店での開催は今回初めて。

　会場には、東北6県から82店（うち、食品は66店）が出展し、農産物、水産品、畜産品など各地の特産品やご当地グルメを、実演やイートインを交え多数取りそろえる。また、観光PRイベントを行う「東北6県の観光コーナー」や、被災地の現状を伝える「特別企画コーナー」も併設。秋の行楽シーズンに向け、同展を通じ「復興」を支援する。

　見どころは、各地から登場する名産品。岩手県からは、釜石の老舗料理店「三陸海鮮料理 中村屋」が登場し、アワビやイクラ、メカブを特製のしょうゆだれに漬け込んだ看板料理「三陸海宝漬」（240グラム＝2,001円）を販売。大船渡の「若大将」は、蝦夷アワビの酒蒸しや蒸しうに、イクラを盛り込んだ「あわび炊き込み三陸海産弁当」（1折り1,995円、各日限定50点、1人2点限り）を実演販売する。

　宮城県からは、石巻「白謙かまぼこ店」の魚のうま味を凝縮した名産品「極上笹（ささ）かまぼこ」（1枚179円）や、多賀城「わたなべ屋」の一部復旧した塩釜湾の素材を使った「三陸産さんま黒酢煮」（300グラム入り＝1,260円、各日限定50点）が登場。

　福島県からは、いわきにある海産加工品の名店「大川魚店」の、厳選した鮮魚を砂糖は使わず、素材由来の塩と酒かすの甘みが引き出す濃厚なうま味が特徴のかす漬け「特選いわき七浜漬」（1たる3,675円）や、大川魚店とカニ専門料理店「かに船」のコラボ弁当「いわき小名浜かに飯弁当」（1折り2,625円、各日限定50点、1人2点限り）が登場する。

　イートインには、青森県内で被害の大きかった八戸から、日本料理店「烹鱗」が希少な大間のマグロを使った「大間産本まぐろ丼」（1折り2,310円）や赤身、中トロ、大トロのにぎりをセットにした「大間まぐろ味比べ握り」（3貫＝1,260円、各日限定20点）を提供。福島・白河の人気店「レストラン千草屋」は「人参のムース・コンソメゼリー」（1人前945円、各日限定30点）を、秋田の比内地鶏専門店「秋田比内や」は「比内地鶏親子丼」（1人前1,050円）を、それぞれ提供する。

　復興支援企画の観光コーナーでは、東北6県のふるさと自慢メニューと、石原軍団の炊き出しカレーをセットで提供する「げんき食堂」を特設。「宮城名物はっと汁」（7日）をはじめ、「青森県名物しじみ汁」（8日）、「山形県名物芋煮」（9日）、「岩手県名物ひっつみ」（10日）、「福島県名物こづゆ」（11日）、「秋田県名物味噌つけたんぽ」（12日）と、日替わりで各地の名物が登場。価格は各200円で、各日限定300点。売り上げは全額日本赤十字を通じて被災地に寄付する。初日の7日は石原軍団も炊き出し応援として来店を予定。

　会期は同12日（月）まで（最終日は18時閉場）。

　東北の経済・観光の復興、振興に寄与することを目的に高島屋が取り組む同展。日本橋店での開催を皮切りに、今後は横浜高島屋（今月14日〜20日）、JR名古屋高島屋（今月21日〜26日）、大阪高島屋（来年1月18日〜23日）、京都高島屋（来年1月25日〜30日）と、順次開催を予定する。

「烹鱗」がイートインで提供する、最高級の大間産の本マグロを使った丼（関連画像）日本橋高島屋