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　三越伊勢丹ホールディングスは6月20日（月）、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の3店舗で8月に店舗休業日を設定すると発表した。

　現在各店の休業日は元旦のみだが、平日休業日を導入すると、伊勢丹新宿本店では2003年以来8年ぶりとなるほか、三越日本橋本店では2002年以来9年ぶり、三越銀座店では2000年以来11年ぶりとなる。

　平日の休業日導入は、各店とも比較的来店客数の少ない8月に設定。伊勢丹新宿本店＝16日を除く火曜日で、2日・9日・23日・30日の4日間、三越日本橋本店＝月曜日で、1日・29日の2日間、三越銀座店＝22日の1日のみとなる。

　近年小売業全体が営業機会を拡大する流れの中、百貨店も営業時間の拡大、店舗休業日縮小・廃止を行ってきた。同時に、「店頭で働く販売員数が薄まることにより、結果として顧客への接客・サービスレベルの低下を招いたことも否めない」としている。店舗休業日の設定は、「新しい百貨店モデルの構築」を目指して実施するもの。営業日に販売員を増員させることで「サービスの向上」を図る。

　震災後、営業時間短縮で取り組んできた節電対策も現在15%削減を目標に取り組んでいる同社では、今回の取り組みで電力使用量が大きい8月の節電目標達成につなげる。

　9月以降に関しては、今回の検証を踏まえ検討していくという。

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