デパチカドットコム

写真を拡大

2011年春コラボシリーズ〜ネズミの大行進（左前）、とおい山の洞窟（左奥）、笛吹き男がやってきた（中）、ネコの脱走（右前）、ハーメルンは水車の町（右奥）

　「ユーハイム・ディー・マイスター」は現在、シーズンごとに展開する「コラボレーションケーキ」の今春の新作を全国22店舗で販売している。

　毎回ドイツにちなんだ童話や行事などを取り上げている同ブランドのコラボケーキ。24作目となる今回のテーマは、日本ではグリム童話でも広く知られている独ハーメルンに伝わる伝説「笛吹き男」。130人の子どもたちを連れ去ってしまったという出来事は、まるで現実にあったかのように町の碑文に刻まれ、グリム兄弟の伝説集をはじめ、さまざまなストーリーで言い伝えられているという。新作には、伝説に登場する笛吹き男やネズミ、ネコ、山の洞窟（どうくつ）、ハーメルンに多い水車と伝説に登場するアイテムを5種類のケーキで表現する。

　ケーキの内容は、タルトの上にヨーグルトムース入りラズベリームースをのせ、笛吹き男やフルーツをデコレーションした「笛吹き男がやってきた」（504円）のほか、クリームチーズムースにイチゴのムースを忍ばせ、ネズミの鼻をラズベリーで表現した「ネズミの大行進」（525円）、ホワイトチョコレートムースにはちみつレモンゼリーを忍ばせ、イチゴパウダーで色づけしたホワイトチョコレートでネコの肉球を表現した「ネコの脱走」（525円）、バナナムースと抹茶のビスキュイ生地をチョコレートのムースで包み、コウモリや誘われる子どもの行列をデコレーションした「とおい山の洞窟」（483円）、フルーティーなオレンジのバタークリームをアプリコットのグラサージュで包み、大きなマカロンでサンドし、フルーツやチョコレートなどで水車を表現した「ハーメルンは水車の町」（525円）。
　
　商品開発担当の三宅敦子さんは、今回のテーマで特に苦労した「ネズミの大行進」について、「ネズミの愛らしい丸みを帯びたフォルムを表現するためケーキ型を立てた状態で使った。倒れないようムースの硬さを調整し、生クリームやビスケットを敷くなど何度も試作を繰り返した。デザイン画を生かした上でネズミが持つかわいらしさを出せたのでは」と振り返る。

　形や味わいに奇をてらわず、複雑な味を避け、親しみのある味を組み合わせ仕上げているため、購入者には親子も多い「コラボレーションケーキ」。発売開始から約1ヶ月、店頭では一番が「ネコの脱走」、次いで「ネズミの大行進」と動物をモチーフにしたケーキが人気だという。

　販売は5月下旬までを予定。

ユーハイム・ディー・マイスター