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日本で初の常設店を西武渋谷店・食品館でオープンしたロサンゼルス発「コンパーテス ショコラティエ」

　西武渋谷店のA館地下1階「食品館」が1月15日（土）、リニューアルオープンした。

　同フロアは2009年10月、デーリー商品を展開するスーパーマーケットゾーンと、百貨店ならではの対面販売を主とする専門店ゾーンで構成する売場へと再編。その後、昨年10月には基本的な売り場構成はそのままに、「旬・鮮度・質」にこだわった品ぞろえへと改装を重ねた。

　今回の改装は約1815平方メートルの売り場のうち約1485平方メートルで、デーリー商品を集約するだけでなく、専門店ゾーンはより「ごちそう」需要をより意識するなど品ぞろえを強化したもの。同店食品担当者は「渋谷エリアの高質な顧客ニーズに応えるため、さらに質の高い商品を提供することが必要と判断した。高額な商品だけではなく、手土産やおやつといった手軽なスイーツなども強化し、おいしくて上質な品ぞろえに力を入れる」と話す。

　新「食品館」には14店舗が新たに出店するほか、西武渋谷限定品10種類を新しく導入した。スイーツでは、ショコラティエのジョナサン・グラムさんが開発するハリウッドスターやセレブ御用達の日本初の常設店となるチョコレート専門店「コンパーテス ショコラティエ」をはじめ、西武池袋本店に続き2店舗目となるパーソナルカスタマイズスイーツショップ「ボン+ボンヌアニバーサリー」、「表参道半熟生カステラ」などを取り扱う百貨店初出店となる「表参道カフェ」など6店舗が登場。人気のスイーツの催事コーナーも登場し、週替わりで全国から選りすぐりのスイーツを展開する。

　総菜では、スペイン産イベリコ豚の専門店で生ハムから総菜までを扱う百貨店初出店の「イベリコ屋 ヤマモトセレクション」のほか、ドイツ・フライシャーマイスター山野井進治さんが手がける新感覚ソーセージショップ「マイスター山野井」、おばんざい店「京都のおばあちゃんの店」などの7店舗をそろえる。

　西武渋谷限定品では、名古屋の老舗「桂新堂」が、渋谷の街を象徴するハチ公やモヤイ像、足跡などをプリントしたせんべいを、渋谷をイラストマップにした箱に詰め合わせた新・渋谷土産「渋谷さんぽ」（1箱840円）を用意するほか、大阪の老舗料亭「大和屋」がこだわり野菜を使って「本物の素材」「心を込めて」「腹八分目」をテーマに作る百貨店初の弁当「菜々弁当」（1折1,890円）などを展開。

　生鮮売り場は、独自のネットワークで直接取引し上質な魚の品ぞろえを誇る「魚の輝辰（きしん）」のほか、松阪牛などの和牛をはじめ、豚・鶏など厳選した精肉を扱う「肉匠もりやす」、厳選した野菜や果物の青果店「グリーンワールド」などが出店し、品ぞろえを充実させる。

　サービス面では、好評の「本日お届けサービス」に加え、顧客のニーズから生まれたという「お弁当宅配サービス」「翌日お届けサービス」を新しく導入した。配達地域、時間、料金など詳細は売り場で確認できる。

　食品担当者は「他店に比べ（売り場は）広くはないものの、逆にそれを強みとし、トライアルしながらきめ細かいサービスと商品でさまざまなニーズに対応できる食品売り場を目指す」と意気込みをみせる。

京都のおばあちゃんのおばんざいを展開する「京都のおばあちゃんの店」1号店が登場（関連画像）西武渋谷店