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2010年夏のコラボシリーズは、ヤシの木の温室（左上）、ボーデン湖に浮かぶ島（右上）、クジャクの庭（真ん中）、マイナウ島の結婚式（左下）、花咲くダリア（右下）の5種類

　「ユーハイム・ディー・マイスター」は6月1日（火）より、シーズンごとに展開する「コラボレーションケーキ」今夏の新作を全国21店舗で販売している。

　22作目となる今回は、ドイツ、オーストリア、スイスの国境に位置するボーデン湖に浮かぶ「花の島」と呼ばれる「マイナウ島」をテーマに展開。現在ベルナドッテ伯爵が所有する同島は、1732年に建てられたバロック宮殿と付属のチャペルを中心に島全体が熱帯植物に覆われた「庭園」に。温暖な気候の中で四季を通じてさまざまな花や植物を見ることができ、特に夏には伯爵家の庭園に毎年50万本の花が植え替えられるなど、さまざまな趣向を凝らし見どころが多いという。

　今回のテーマについて、ユーハイム商品開発担当の三宅敦子さんは「マイナウ島は日本人にはなじみがないが、ドイツ人にとっては夏の隠れた人気スポット。デザイン画を依頼しているペーターシュミットグループとの打ち合わせで、ドイツ人の視点が常にあるのがコラボレーションケーキの強みだということになり、ケーキを通じて未知のドイツに親しんでいただきたいと採用した」と話す。新作には、バラの庭園や、ダリアに加え、島内に点在するクジャクのトピアリーなどマイナウ島にまつわる5つのアイテムをケーキで表現する。

　ケーキは、ブドウゼリーとクランベリーゼリー、チーズムースを層に、あっさりとした味わいに仕上げたカップデザート「ボーデン湖に浮かぶ島」（462円）をはじめ、赤いハート型のラズベリームースにライチをしのばせ、フルーツとチョコレートのデコレーションで結婚式の様子と指輪をイメージした「マイナウ島の結婚式」（525円）、さくらんぼジャムのロールケーキを側面に飾ったケーキに、カシスクリームとホワイトチョコレートでクジャクを表現した「クジャクの庭」（504円）、マンゴーとオレンジのクリームを流し込んだタルトに、バタークリームを花びらのように絞った「花咲くダリア」（504円）、洋ナシやマンゴー、キウイを巻き込んだロールケーキを重ね、雲のような特徴ある建物を表現した「ヤシの木の温室」（462円）の5種類。

　「ドイツから送られてくる原画のイメージを大切にしつつ、『おいしそう』『食べたい』とお客さま思っていただける商品作りを心がけているが、毎回試行錯誤の連続」と開発担当の三宅さん。今回の新作「マイナウ島の結婚式」は、送られて来たイラストとは違うケーキに仕上がっているが、この点について「デザイン画のまま仕上げるのではなく、より良くすることが開発担当者の役目。このケーキは目を引くような華やかさを表現しようと真っ赤なグラサージュで仕上げ、指輪や教会をイメージしたパーツも細かな仕上げを施した」と振り返る。

　販売は9月下旬までを予定。

ユーハイム・ディー・マイスター