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大丸東京店の地下1階「クレオ東京」では、定番商品のギフトボックス（5個入＝1,000円、8個入＝1,700円）もとりそろえる

　催事販売などで行列ができるなど話題を呼んでいる「東京カレーパン」を販売する「クレオ東京」が、百貨店内初の常設店として大丸東京店の地下1階食品売り場に1月中旬にオープンした。

　同店は、「おいしい揚げパンをヘルシーに」をキーワードに、上質な太白胡麻油100％を使った軽くてヘルシーな揚げパンや野菜を使ったヘルシーなスイーツを揚げたての状態で販売する揚げパン専門店。

　プロデュースするのはモノロジック。板橋にある本店や同店を含め東京都内を中心に4店舗の直営店を手がけるほか、3店舗の委託・FC店舗を展開。さらには全国の百貨店などでも期間限定の催事出店を行う。

　「食品売り場の新たな方向性として、またデーリーマーケットのさらなる拡大を目指して以前より揚げパンに特化した専門店を作りたいと思っていた」と大丸東京店営業推進部マネジャーの荒木学さん。「おいしいカレーパンがあるとの情報からアプローチ。大丸の『シンプル』『コストパフォーマンスが高い』『手土産に最適』のキーワードに一致し、デパ地下で出来たてを提供すれば従来にはない新たな売り場になると思った」と出店までの経緯を話す。

　地下1階の中華総菜コーナーの隣に位置する店舗は、従来の百貨店店舗のイメージにとらわれず、キャラクターである「東京カレーパンダ」を生かしたポップなデザインに仕上げ、販売スタッフのコスチュームにもキャラクターのパンダの帽子を取り入れた。

　店頭で販売するのは、18種類のスパイスを使い肉たっぷりの辛口本格インドカレーを包み揚げた「東京カレーパン（辛口）」と、24種類のスパイスを使い野菜中心のマイルドで濃厚な欧風カレーを包み揚げた「東京カレーパン（甘口）」をはじめ、餡を包み揚げた「こだわりアンドーナツ」、香り豊かなカスタードクリームを包み揚げた「なめらかクリームドーナツ」の4種類が基本。価格は1個220円で、外はサクサク、中はもっちりとした食感が特徴。

　そのほか大丸限定のヘルシースイーツとして、野菜を練り込んだ生地を揚げた後野菜パウダーをまぶし仕上げた「コロコロカラフルボール」（紫芋、揚げもろこし、じゃがいも、各2個150円）と、揚げているのにさわやかな口当たりが特徴の「ふわふわデコレドーナツ」（アップルシナモン、チョコマシュマロ、抹茶白玉、ラムレーズン、各1個250円）などを販売する。

　購入客層は幅広く、「若いOLからミセス、男性客も多い」と荒木さん。「固定客も増え、購入客のリピート率も高く、低価格ながら順調に売り上げを伸ばしている」とも。

　現在最も人気の商品は、「甘い舌ざわりから徐々に辛さが増してくるほかにはないおいしさ」のカレーパン（辛口）。次いで「温かいカスタードクリームがおいしい」と評判の「クリームドーナツ」、「好みの味が選べるひと口ドーナツで手軽」と人気の「コロコロカラフルボール」の順だという。

　オープン以来商品バリエーションが増加しているが、今後も新しい味を取り入れ展開していく予定。3月には「赤トマトカレーパン」「エビトマトクリームパン」「黒ごまあん」（ネーミングは仮）が登場し、チリソースバージョンも開発中。

大丸東京店クレオ東京