特集/コラム
【コラム】2003-12-16
パン・オ・ショコラ、デパ地下めぐり!In 池袋
2003/12/16
いよいよ、パン・オ・ショコラも池袋編に突入の第4回目。職場や自宅からは比較的離れている池袋、あまり出かける機会に恵まれなかったので期待が膨らむ。西武、東武からお気に入りをご紹介。
1位★★★
■ドンク 「パン・オ・ショコラ」 (1個160円)
[サイズ] 約 縦8cm×横11cm×高さ5cm
[重さ] 約 42g
[取扱店] 池袋西武
ドンクは小ぶりながらもドーム状に高さがあり、デニッシュ生地がしっかり膨らんでいる。上質なバターの香りが心地よく、しつこさがない。表面の生地はとてもパリパリしていて、スライスアーモンドはわざわざローストしたものを使っているから香ばしさがあり、パン生地と一緒に食べると味のポイントになっていておいしい。見た目のサクサク感を全く裏切ることなく、口に入れてもサクサク感は残り、歯ざわりがとてもいいのに口溶けもよく、好みの生地。中のビターチョコは棒状が2本入っていて、サクサクしたバターのいい香りがする生地には2段のチョコがとてもいいバランスになっている。
2位★★
■ルノートル 「パン・オ・ショコラ」 (1個170円)
[サイズ] 約 縦9cm×横8cm×高さ4.2cm
[重さ] 約 46g
[取扱店] 池袋西武
パンの大きさはこちらも小ぶりだが、デニッシュ生地の層はとてもキレイに出ている。生地はパリパリで口に入れて噛むと小気味いい音がする。バターの香りもよく、どちらかといえば濃厚だが味わいもそれを裏切らない。チョコは板状で割合たっぷり入っていて重そうだがリッチ感がありいいと思う。チョコと生地のバランスはちょうどいい。
■メゾン・ド・ミクニ 「パン・オ・ショコラ」 (1個180円) [サイズ] 約 縦9cm×横12cm×高さ6cm
[重さ] 約 62g
[取扱店] 池袋東武
横から見るとデニッシュ生地の渦巻きがバラの花のごとく美しく、さすがメゾン・ド・ミクニ!形の美しさに惚れ惚れ。大きめでボリュームのあるパンは、生地の表面はハラハラ落ちるほど軽くパリパリしていて、中はしっとり。他のパン・オ・ショコラと比べると見た目が黄色く、卵をたっぷり使っているのだろう、味わいは食べるとさらに特徴を表している。ビターチョコを使用しているため、卵の味が引き締まっているように感じる。見た目のパリパリ感から予想される口当たりは残念ながら、中がしっとりしているので好みの食感ではなかった。チョコとのバランスは、生地にボリュームがあるのでチョコが物足りないように感じる。
■テオブロマ 「パン・オ・ショコラ」 (1個200円)
[サイズ] 約 縦11.5cm×横11.5cm×高さ4.5cm
[重さ] 約 65g
[取扱店] 池袋東武
高さが低く平面的な形をしているパン・オ・ショコラ。ふくらみが少ない分、層が固まっていて歯応えはあまり良くない。生地はきれいなキツネ色でバターの香りはするのだが、口に入れるとその味わいは薄いようだ。ショコラ専門店のパン・オ・ショコラなのでチョコレートに期待をしていたが、パンの外にチョコがはみ出てしまい、そのまま焼き上げられてしまっているのが残念。生地に対してチョコの分量が少なく、負けている。チョコにひと工夫欲しかった。今回の出来上がりはたまたまだったのだろうが、一つ一つきちんと作ることの難しさを買う側でも感じてしまった。ガンバレ!
■ドンマイスター 「チョコレートデニッシュ」 (1個180円)
[サイズ] 約 縦8cm×横13cm×高さ4.5cm
[重さ] 約 60g
[取扱店] 池袋東武
アイシング付き。
しっとりしていて手に持つと重みがある。サクサクタイプというよりしっとりタイプで、バターの香りや味わいは少なく、デニッシュっぽくない生地。ヘーゼルナッツ入りのチョコがたっぷり入っていて得した気がする。パンの表面にアイシングがかかっているのが特徴なのだが、一口食べるとアイシングの味の方が中のチョコより味わい的に勝ってしまうのがやや残念。特徴のあるチョコを使っているので、アイシングをつけない方がチョコの存在がアピールできてよかったかも。チョコ自体は香りと味わいがよく、チョコの分量とアイシングから子供にも喜ばれそう。
池袋の「パン・オ・ショコラ」の感想
ドンク、ルノートル、といったパンの老舗の底力を見せられたような気がした。
全体的に生地作りにこだわりと、丁寧な仕事ぶりが感じられるお店が多く、それぞれ作りたいパン・オ・ショコラのイメージがしっかり決まっている感じを受けた。競争店が多いだけにレベルは高い。今日はどこのパン・オ・ショコラにしようかと気分に合わせて選べそうで羨ましい。
次回はデパ地下「パン・オ・ショコラ」としては最後のエリア、渋谷でお気に入りを探してみようと思う。お楽しみに。
■moca
墨田区在住の23歳。5年前からパンにハマリ、数々のパンを食べ歩く。デパ地下をはじめコンビニ、路面店とおいしいパンがあると聞けばとりあえず『自分の舌で確かめなくっちゃ!』というくらいパン好き。ハード系のパンが好みで、今一番のお気に入りはタイユバンロブションの「リュスティックノア」。
1位★★★
■ドンク 「パン・オ・ショコラ」 (1個160円)
[サイズ] 約 縦8cm×横11cm×高さ5cm
[重さ] 約 42g
[取扱店] 池袋西武
ドンクは小ぶりながらもドーム状に高さがあり、デニッシュ生地がしっかり膨らんでいる。上質なバターの香りが心地よく、しつこさがない。表面の生地はとてもパリパリしていて、スライスアーモンドはわざわざローストしたものを使っているから香ばしさがあり、パン生地と一緒に食べると味のポイントになっていておいしい。見た目のサクサク感を全く裏切ることなく、口に入れてもサクサク感は残り、歯ざわりがとてもいいのに口溶けもよく、好みの生地。中のビターチョコは棒状が2本入っていて、サクサクしたバターのいい香りがする生地には2段のチョコがとてもいいバランスになっている。
2位★★
■ルノートル 「パン・オ・ショコラ」 (1個170円)
[サイズ] 約 縦9cm×横8cm×高さ4.2cm
[重さ] 約 46g
[取扱店] 池袋西武
パンの大きさはこちらも小ぶりだが、デニッシュ生地の層はとてもキレイに出ている。生地はパリパリで口に入れて噛むと小気味いい音がする。バターの香りもよく、どちらかといえば濃厚だが味わいもそれを裏切らない。チョコは板状で割合たっぷり入っていて重そうだがリッチ感がありいいと思う。チョコと生地のバランスはちょうどいい。
■メゾン・ド・ミクニ 「パン・オ・ショコラ」 (1個180円) [サイズ] 約 縦9cm×横12cm×高さ6cm
[重さ] 約 62g
[取扱店] 池袋東武
横から見るとデニッシュ生地の渦巻きがバラの花のごとく美しく、さすがメゾン・ド・ミクニ!形の美しさに惚れ惚れ。大きめでボリュームのあるパンは、生地の表面はハラハラ落ちるほど軽くパリパリしていて、中はしっとり。他のパン・オ・ショコラと比べると見た目が黄色く、卵をたっぷり使っているのだろう、味わいは食べるとさらに特徴を表している。ビターチョコを使用しているため、卵の味が引き締まっているように感じる。見た目のパリパリ感から予想される口当たりは残念ながら、中がしっとりしているので好みの食感ではなかった。チョコとのバランスは、生地にボリュームがあるのでチョコが物足りないように感じる。
■テオブロマ 「パン・オ・ショコラ」 (1個200円)
[サイズ] 約 縦11.5cm×横11.5cm×高さ4.5cm
[重さ] 約 65g
[取扱店] 池袋東武
高さが低く平面的な形をしているパン・オ・ショコラ。ふくらみが少ない分、層が固まっていて歯応えはあまり良くない。生地はきれいなキツネ色でバターの香りはするのだが、口に入れるとその味わいは薄いようだ。ショコラ専門店のパン・オ・ショコラなのでチョコレートに期待をしていたが、パンの外にチョコがはみ出てしまい、そのまま焼き上げられてしまっているのが残念。生地に対してチョコの分量が少なく、負けている。チョコにひと工夫欲しかった。今回の出来上がりはたまたまだったのだろうが、一つ一つきちんと作ることの難しさを買う側でも感じてしまった。ガンバレ!
■ドンマイスター 「チョコレートデニッシュ」 (1個180円)
[サイズ] 約 縦8cm×横13cm×高さ4.5cm
[重さ] 約 60g
[取扱店] 池袋東武
アイシング付き。
しっとりしていて手に持つと重みがある。サクサクタイプというよりしっとりタイプで、バターの香りや味わいは少なく、デニッシュっぽくない生地。ヘーゼルナッツ入りのチョコがたっぷり入っていて得した気がする。パンの表面にアイシングがかかっているのが特徴なのだが、一口食べるとアイシングの味の方が中のチョコより味わい的に勝ってしまうのがやや残念。特徴のあるチョコを使っているので、アイシングをつけない方がチョコの存在がアピールできてよかったかも。チョコ自体は香りと味わいがよく、チョコの分量とアイシングから子供にも喜ばれそう。
池袋の「パン・オ・ショコラ」の感想
ドンク、ルノートル、といったパンの老舗の底力を見せられたような気がした。
全体的に生地作りにこだわりと、丁寧な仕事ぶりが感じられるお店が多く、それぞれ作りたいパン・オ・ショコラのイメージがしっかり決まっている感じを受けた。競争店が多いだけにレベルは高い。今日はどこのパン・オ・ショコラにしようかと気分に合わせて選べそうで羨ましい。
次回はデパ地下「パン・オ・ショコラ」としては最後のエリア、渋谷でお気に入りを探してみようと思う。お楽しみに。
■moca
墨田区在住の23歳。5年前からパンにハマリ、数々のパンを食べ歩く。デパ地下をはじめコンビニ、路面店とおいしいパンがあると聞けばとりあえず『自分の舌で確かめなくっちゃ!』というくらいパン好き。ハード系のパンが好みで、今一番のお気に入りはタイユバンロブションの「リュスティックノア」。