特集/コラム

【レポート】2005-08-29

「ユーハイム・ディー・マイスター」2005年秋コラボレーションケーキ

毎回グリム童話などドイツにちなんだテーマを取り上げ、ペーター・シュミット氏による斬新なデザインに製菓マイスター安藤明氏の技が光るコラボレーションケーキブランド「ユーハイム・ディー・マイスター」だが、待望の第8弾は“ドイツのお祭り”がテーマ。そのケーキラインナップを紹介。

今も昔も祭りに始まり祭りに終わるドイツの一年。国内に1,000以上の醸造所があり、地域独特の味を持つビールや、ライン・モーゼル河畔の良質なワインが生活に溶け込んでいるため、ビールやワインのお祭りが特に多いのが特徴。一般的にドイツ人は真面目な国民だが、アルコールが入るととたんに歌を歌ったり、音楽に合わせて踊るなど陽気になる。そこでドイツで人気の高い祭りをいくつか取り上げ、ケーキに。


2005年秋コラボレーションケーキ
販売期間: 2005年9月1日(土)〜2006年1月上旬の予定
(※店舗によっては販売開始が異なりますのでご注意を)
取扱店舗: 日本橋三越/池袋西武/東急東横店/小田急新宿店/立川タカシマヤ/小田急町田店/丸広川越店/船橋東武/横浜タカシマヤ/名古屋三越栄本店/遠鉄百貨店/静岡松坂屋/阪神百貨店/大丸京都店/そごう広島店/大丸・福岡天神/小倉伊勢丹/柏タカシマヤ/大阪タカシマヤ/丸ビル店(東京・丸の内)


Deutschland ドイチュラント(525円)スイートチョコレートと生クリームを合わせた、なめらかで濃厚な味わいのチョコレートムースと、ローストしたヘーゼルナッツと砂糖を合わせて細かく挽き、じっくり熟成させて作られたプラリネを使用した香ばしいプラリネムースの2層からなり、艶やかなチョコレートでコーティング。金粉を散らし、ドイツ国旗をたなびかせたケーキ。


ドイツ国旗
ドイツの国旗である黒、赤、黄(金)の3色は、19世紀初めナポレオン軍との戦いに参戦した学生義勇軍の軍服の色を取り入れたもの。黒いマント、赤い肩章、金ボタンに由来し、“自由”と“統一”の象徴。また3色の黒・赤・黄はそれぞれ“勤勉” “情熱” “名誉”を表すともいわれているそう。


Schützenfest シュッツェンフェスト(483円)練乳と抹茶のムースで射撃の的を表現。無糖練乳を使用し後から甘味を加えた練乳ムースと組合わせた抹茶ムースは濃厚ながらも、すっきりした仕上がりに。氷菓子の練乳かけ宇治金時を思わせる、和の味わい。




ハノーバーの射撃祭
ハノーバーで行われる世界最大の射撃祭「シュッツェンフェスト」。10日間で200万人が訪れるという大行事で、射撃クラブ1万人による450年の伝統を誇る華やかなパレードが、6月最終週から7月最初の週末に開催。


Loveparade ラブパレード(525円)パレードのはじけた情景をイメージ。バタークリームにラズベリーを加え、濃い甘さの中にもすっきり感が残るラズベリークリームに仕上げ、丸ごとイチゴのほのかな酸味とのバランスもいいケーキ。全ての層を一緒に食べるのがおすすめ。ラズベリーとイチゴのみずみずしさも注目。



ベルリンのラブパレード

毎年ベルリンで開催され100万人のテクノ・ファンが集まるという、世界最大のテクノイベント。世界各国から人気のクラブDJがベルリンに集結。ベルリンの壁が崩壊した1989年、“愛”をスローガンに150人の平和デモとして始まる。最近では政治的な意味合いは薄れ、「ラブパレード=テクノファンの祭典」となりつつある。


Musik ムジーク(504円)
マロンペーストをたっぷり使ったマロンムースはずっしり濃厚な味わいで、中には蜜漬したマロンを刻んで入れることで食感と香りをプラス。さらにコーヒーキャラメルナパージュのほろ苦さがケーキ全体の味をグッと引き締め、秋にふさわしい味わいのケーキに。ワーグナーの名曲「タンホイザー行進曲」の楽譜を一部抜粋し、デザイン化したものをサイドのチョコレートシートにプリント。

バイロイト音楽祭
ドイツ・バイロイトのバイロイト祝祭劇場で毎年7、8月に行われる、ワーグナーの作品だけを演目とする音楽祭。世界各国から熱烈なワーグナーファンが集まることでも知られている。日本では毎年末に、ラジオのNHK-FMで放送されている。


Bierfest ビーアフェスト(441円) ビールジョッキグラスに溢れんばかりのビールが注がれたイメージ。ドイツの「ヴァルシュタイナー」という、ビール自体に苦味のあるビール入りパッションフルーツムースの中にはクレームブリュレが入っていて、マシュマロ(メレンゲ)でビールのキメが細かくふわっと軽い泡を表現。パッションフルーツムースやソースの甘味にビールの苦味がプラスした、印象的な味わい。

ミュンヘンのオクトーバーフェスト
1810年10月、バイエルン皇太子の結婚を祝して競馬が催され、一般市民も参加する民俗祭となったのが由来。世界最大のビール祭りで、数千人が入れるビールテントが何張りも立ち並ぶ他、巨大な遊園地も出現。初日の土曜日には醸造業者、日曜日には民俗衣装の大パレードが開催される。

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