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ミラノのジェラートショップ「クレマモーレ」は日本橋店以外に、横浜店、京都店に出店し、ヨーグルト＆バラのイタリア展限定品（手前）を販売

　高島屋はイタリアの食文化や特産品などを展開する「2009　TAKASHIMAYA　イタリア展」を、9月16日（水）からの東京店（日本橋）を皮切りに大型4店舗で順次開催する。

　同展は、在日イタリア大使館、イタリア貿易振興会主催による「’09 イタリアの秋展」との連動企画として計画されたもので、2011年までに統合することで合意しているエイチ・ツー・オーリテイリングと共同で開催する。同展開幕に先駆けイタリア大使館で行われた記者会見で、高島屋の鈴木弘治社長は「日伊両国間の理解を深め、豊かな交流に発展していくよう願う」と語った。

　高島屋では「“La bella vita italiana”（ラ・ベッラ・ヴィータ・イタリアーナ）／イタリア流美的生活」をテーマに、スローフード発祥の地ならではの「食」を筆頭に、ファッション、雑貨、リビング、キッチングッズなど多彩な商品を展開する。「食」では、「オーガニック」をキーワードに、ミラノの高級食料品店「ペック」の商品をはじめ、日本ではまだあまり知られていない新しい食品、イタリア全土20州のワインなどを取りそろえる。会場のイートインには、国内有名レストランが作る同展限定のオリジナルメニューやカフェが登場するほか、イベントスペースではイタリアにかかわる国内で活躍中の著名人によるセミナーや講習会などを開く。

　高島屋だけでフルラインを展開している1883年創業のイタリア老舗高級食料品店「PECK（ペック）」からは、常設店では展開していない菓子が初登場するほか、ハム、グリッシーニ、総菜などを販売。

　「ボンボローニ」（1個126円〜）は、パネトーネ風味のふんわりした食感が特徴の生地を揚げて砂糖をまぶした、イタリア版の揚げドーナツ。バニラやシナモン、チョコレート、ブルーベリー、カスタードの5種類を用意。まろやかな乳牛のクリームチーズを使って焼き上げた、「濃厚なのに軽やか」でバニラの香りが特徴のチーズケーキ「モンテナポレオーネ」（直径約11センチ＝3,675円、各日限定20点）も販売する。

　チーズでは、オーナー一族で、チーズ職人のレモ・ストッパーニさんが選定したものの中からさらに厳選し、3年間長期熟成させた「パルミジャーノ・レッジャーノ・ストラベッキオ『D.O.P.』3年熟成」（100グラム＝1,365円）を販売。イタリアワインの王といわれる「バローロ」の搾りかすに漬け込んで熟成させたピエモンテ州のチーズで、独特の果実味と酸味が特徴の「テストゥーン・アル・バローロ」（100グラム＝2,205円）や、ペック特製のカマンベールタイプチーズ「トマ・ビアンカ」（100グラム＝1,365円）も扱う。

　そのほか、7種類用意する「グリッシーニ」（クラッカーのような食感のスティック状の細長いパン）は1本から販売するほか、電子レンジで温めて食べる手打ちパスタの新商品、北イタリア産白トリュフが入った希少なオリーブオイルなども販売。

　日本初登場の味では、オーガニック専業メーカー「レ・ピアッジェ」がすべてイタリアで収穫された旬の素材を使って手作りで仕上げたジャムやスープ約20種類を、ミラノのフードセクレター「ロンゴ」はイタリア全土からセレクトしたオリーブオイルをはじめ、ブルスケッター、ジャム、ワインなど約20種類をそろえる。

　ワインではイタリア全土20州すべてのワインを幅広く展開し、33ワイナリー約100種類を用意。イタリア各地の特徴を楽しめるよう20州20本のワインをはじめ、日本初登場のイタリアのクルチェ「ジャンルイジ」やマスターオブワインの称号を持つロンドンのクルチェ「マイケル・パライィ」が手がけるワイン、醸造家「ロベルト・チプレッソ」の人気銘柄や日本初入荷ワインなども販売する。

　会期は次の通り。東京店（8階催会場）＝9月16日（水）〜23日（水・祝）、京都店（7階催会場）＝10月1日（木）〜5日（月）、大阪店（7階催会場）＝同7日（水）〜12日（月・祝）、横浜店（8階催会場）＝同15日（木）〜19日（月）。新宿店（10月7日〜20日）、JR名古屋店（11月18日〜24日）は、各フロアで「イタリアフェア」として開催する。

日本橋高島屋のイタリア展に出店する、ミラノの老舗カフェ2009　TAKASHIMAYA　イタリア展高島屋