デパチカドットコム

写真を拡大

夏季限定スコップケーキ「完熟 マンジャ マンゴー」

　イタリアンドルチェブランド「シーキューブ」は、マンゴー本来の味にこだわり「樹上完熟マンゴーフェスタ」を開催、マンゴーを使ったドルチェを6月1日（月）より全19店舗で順次販売する。展開するのは4種類を予定（そのうち2種類は7月販売）。

　初夏になると旬を迎えたマンゴーが登場し、各百貨店の洋菓子売り場にはマンゴーを使ったスイーツが並び始める。市場によく出回るマンゴーのほとんどが熟す前に採果してから成熟させる「追熟型」であるのに対し、熟した時期に収穫してすぐに出荷、消費されるのが「完熟型」。

　世界には500種類以上の品種が栽培されているが、同ブランドが今回ドルチェに使うのは「台湾産完熟マンゴー」。高級マンゴーとして知られる「宮崎マンゴー」「沖縄マンゴー」と同じ赤い肌の「アップルマンゴー（アーウィン種）」で、特に「露地栽培（＝天然栽培）」にこだわり、木になっている状態で完全に熟した果実を指す「完熟果実」もの。収穫ぎりぎりまで太陽の光を浴び栽培させているため、マンゴー特有の香りが非常に高く、果肉はやわらかく、しっかりした甘みと味わいは驚くほど濃厚なのが特徴だという。貴重な台湾産完熟マンゴーは、露地ものなので市場価格も通常の約2倍と高価な上、完熟果実のため痛みやすく、ケーキの素材としては難しい。

　「おいしいマンゴードルチェをこの時期のメーンとして打ち出すにはクリアすべき点は非常に多く、購買担当が知恵を絞った成果」と広報担当の広部直子さん。そこで、味に変わりないものの表皮に小さなキズがあるためギフト用にならない「セカンド・グレードに目を付け、現地で選別し、大量出荷する」ことで価格を抑える。さらに日本に近いこともあり、同ブランド初の試みとして「ほぼ毎日（週6日）冷蔵便で空輸」することで、新鮮な素材を商品に使うという。

　ドルチェは、オレンジとマンゴーを組み合わせた夏季限定スコップケーキにフレッシュなおいしさの完熟マンゴーやオレンジ、ココナツ風味の生クリームなどをトッピングした「完熟 マンジャ マンゴー」（Sサイズ＝約11×15×5センチ＝1,575円、Lサイズ＝約16×18×5センチ＝2,625円）のほか、桃のクーリーが入った桃ムースとマンゴームースを重ね、マンゴーココナツジュレを流した上に完熟マンゴーや桃、キウイをトッピングした「完熟 マンゴーを飾った夏のドルチェ」（1個494円）を販売する。

　7月1日（水）からは、フィユティーヌショコラにトロピカルフルーツムースとマンゴームースを重ね、完熟マンゴーをたっぷりトッピングした「完熟 トゥッティ マンゴー」（直径約12センチ＝1,680円）、マンゴームースにマンゴージュレを重ねカスタードクリームを組み合わせクレープ生地で包み、完熟マンゴーをトッピングした「完熟マンゴーのクレープ包み」（1個494円）を販売予定。

　ケーキの販売期間は、台湾産完熟マンゴーが露地栽培のため、台風などで産地が被害を受けると入手が難しくなることから、8月下旬ぐらいまでを予定。

　広部さんは「香り・甘み・味わいに徹底的にこだわった『ファーストグレード』の味を、ドルチェでたっぷり味わってほしい。台風による被害を受けると終了してしまうので、できるだけお早めに」と話す。

台湾産樹上完熟マンゴーを使った夏のドルチェ（関連画像）シーキューブ