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日本初上陸、「ピエール・オテイザ」の「白豚の生ハム」

　伊勢丹新宿店は4月22日（水）より、本館6階催物場で人気の海外催事「フランス展」を開催する。

　今回のテーマは「バスク特集」。ピレネー山脈西側に位置し、フランスとスペインにまたがる小さな「国」ともいわれるバスク地方に焦点を当て、山と海に囲まれた土地柄、食豊かな「フレンチバスク」の美味を取りそろえ展開。生ハムや同展限定メニューなど「今この時だけ」の限定品をはじめ、伝統的な菓子、家庭料理の総菜、グローサリー類などを取りそろえる。

　注目は、日本初上陸の「生ハム」「マカロン」。「生ハム」には、約130年の歴史があるパリの農業コンクールで2008年度金賞を受賞した「ピエール・オテイザ」の「白豚の生ハム」（100グラム＝1,575円）が登場。ピエール・オテイザさんによる生ハム作りは、肉の表面に豚のラードと特製スパイスを擦り込んでうま味を凝縮させ、地元バイヨンヌの塩田で作られた塩と特製のスパイスを調合したもので塩漬けするという。店頭では生ハム以外に、バスク豚を主体としたサラミやチョリソー、缶詰のパテなども販売する。

　日本初上陸の「マカロン」には、バスクのパティスリー「メゾン パリエス」の唇を模した形からキスという意味の「ムシュ」（1個231円）が登場。1895年に考案され、伝統製法を守り良質なアーモンドと砂糖、卵で作った菓子で、クリームを挟まないシンプルタイプながらしっとりとした不思議名食感が特徴だという。店頭では、3種類の図柄から選べる「缶入りムシュセット」（1缶12個入り＝3,150円）も用意するほか、バスクの伝統菓子「ガトーバスク」（直径約20センチ＝各4,200円）もクリームタイプとブラックチェリータイプの2種類を販売。

　アルザスの一つ星レストランのオーナーシェフ、オリヴィエ・ナスティさんが手がけるタルトフランメ（＝極薄のパン生地にチーズクリームとタマネギ、ベーコンをトッピングし焼き上げたものが基本）専門店「フラメンコ」が初登場し、「バスク産生ハムとハーブサラダのタルトフランメ」（約23×33センチ＝1,575円）をはじめ、デザートバージョンなど数種類を販売する。

　前回の同展で日本初登場した、フランスの三ツ星レストランをはじめ、世界の一流シェフたちから高い評価を受けるバターブランド「ジャン＝イヴ・ボルディエ」の、冷蔵で空輸される手作りバターが再登場。人気を博した「有塩バター」（250グラム＝2,599円、限定300点）とブルターニュの海草が入った「海藻入りバター」（250グラム＝2,856円、限定300点）を販売。さらに今回はバスクの名産であるピマンデスペレット（唐辛子）が入った「ピマンデスペレット入りバター」（125グラム＝1,365円、限定600点）も用意する。

　イートインでの注目は、フランスのリゾート地・ビアリッツの高級住宅街にあるレストラン「レ ロジェ」の女性M.O.F.料理人のアンドレ・ロジェさんが手がける特別メニュー。「ピエール・オテイザ」のバスク豚を使った、洗練されたバスク料理を展開。前菜、メーン、デセールのコースになった同展限定「オリジナルメニュー」（1人前3,150円）を楽しめる。

　そのほか、2004年に24歳にしてM.O.F.（フランス国家最高職人：パン部門）を獲得し、2008年度のパリ「バゲット・コンクール」で1位に輝くなど「天才ブーランジェ」として注目されているアニス・ブアブサさんのブーランジェリー「オー デュック・ド・ラ・シャペル」が日本初登場。「バゲット・コンクール」1位を獲得した看板商品「トラディショナル バゲット」（1本462円）を販売する。シャンパーニュ地方の最南端オーブ県で高い評価を集めるレコルタン・マニピュランのシャンパーニュなども取り扱う。なお、「フラメンコ」「レ ロジェ」「オー デュック・ド・ラ・シャペルの商品は、現地レシピに基づき、日本で作るという。

　会期は同27日（月）まで（最終日は15時閉場）。

バスクのパティスリー「メゾン パリエス」の唇を模した形が特徴の、日本初上陸の「マカロン」（関連画像）前回好評だった「ジャン＝イヴ・ボルディエ」のバターが再登場（関連画像）伊勢丹新宿店