デパチカドットコム

写真を拡大

ワイナリー関係者から説明を受けながらテイスティングを楽しむ招待客ら

　大丸東京店は1月29日（木）より、日本ではあまり知られていないブルガリア産ワインを、地下1階特設会場と10階ミュージアムで限定販売する。取り扱うのは「トラキアゴールド メルロー2006」（750ミリリットル＝1,940円）をはじめとする約10種類。

　黒海を望む内陸部にかけてワイン畑が広がり、最適な地質と理想的な気象条件に恵まれたブルガリアのワイン。その歴史は4千年以上前のトラキア人の時代にさかのぼり、一説には世界のワイン造りの発祥の地とも言われている。伝統的な製法で造られたワインは、濃厚で深みのある味わいと豊かな自然の香りが特徴で、近年ではカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなどの新品種も栽培され、取り入れられているという。

　販売開始に伴い、同日「ブルガリアワイン テイスティングパーティー」が店内で開かれ、ブルガリア本国から6つのワイナリーが参加し、ブルガリアで伝統的に親しまれている赤ワインを中心にまだ輸入されていないワインなど約30種類のワインを紹介、テイスティングが行われた。

　同企画は、今年が日本とブルガリアの外交関係再開50周年に当たることや、同日より始まった「21世紀の大発見よみがえる黄金文明展〜ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝〜」（10階大丸ミュージアム・東京）の開催も記念したもの。

　会場には、招待客をはじめ、ブルガリア共和国大使館やワイン輸入会社の関係者、報道関係者などが出席。国賓としてパルヴァノフ　ブルガリア共和国大統領夫妻を招き、特別ゲストのブルガリア共和国出身の力士・琴欧洲関、女優の川島なお美さんが華を添えた。

　「口の中、舌の上に残る余韻が長いのがブルガリアワインの特長。煮込み料理やしょうゆを使った日本料理にも合う」と日本ソムリエ協会の佐藤陽一さん。「温度など神経質にならなくてもおいしさが保たれるのでいろいろ楽しんでほしい」とも。

　開催期間は、地下1階特設会場＝2月3日（火）まで、10階ミュージアム＝同15日（日）まで。

パーティーに華を添えた特別ゲスト（関連画像）大丸東京店