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昨年バレンタイン前に完売してしまった「バニラシュガー」の「ショコラドール（snow）」は今年新パッケージで、キャラメル、紅茶、バニラ、ラム酒の4種類入り

　プランタン銀座は1月13日（火）、今年のバレンタインデーに対する女性の意識調査を発表した。

　同調査は、同店のメールマガジン会員を対象に毎年行っている恒例のアンケート調査。実査期間は2008年12月22日〜25日の4日間、サンプル数は292件で全員女性。年齢層は19歳〜67歳、平均年齢は35.5歳。独身者が50％、既婚者が50％。

　厳しい経済状況の中、バレンタインチョコレートにかける予算の減少が予想された中、昨年に続き「本命」（3,325円）、「義理」（1,172円）、「自分」（3,167円）とすべてにおいて昨年よりも予算がアップするという結果になった。

　購入予定チョコレートの条件については、本命チョコは1位＝「おいしい」（85％）、2位＝「相手の好みに合う」（40％）、3位＝「見栄えが良い」（27％）と続き、義理チョコは1位＝「おいしい」（72％）、2位＝「見栄えが良い」（42％）、3位＝「人気・話題がある」（23％）と続いた。自分チョコは1位＝「おいしい」（95％）、2位＝「限定品」（46％）、3位＝「人気・話題がある」（36％）という回答となり、「本命」「義理」「自分」共に購入の最大のポイントが「おいしい」は例年と変わらずといったところ。

　本命チョコに添えるプレゼントは全体の45％が「用意する」と答え、その予算は昨年よりも2,115円ダウンし平均8,103円という結果に。

　「バレンタインデーはあなたにとってどんな日か」という問いには、1位＝「彼やパートナーに愛情や感謝を伝える日」（50％）、2位＝「お世話になった人への感謝の気持ちを伝える日」（20％）、3位＝「世界中のチョコが楽しめる『チョコレートの博覧会』」（17％）となり、昨年と変わらず女性にとってバレンタインデーは「愛の日」なのだろう。

　不景気といわれる時期でも、同店では「夢のあるイベント『バレンタインデー』を楽しみたいし、比較的手ごろな値段でぜいたくを楽しめるチョコレートには予算を削らずにちょっと奮発したいという傾向。チョコレート以外に贈るギフトやバレンタインデートの出費は抑える工夫をするが、自分用に購入するチョコレートには奮発する傾向も」と分析する。

　今回のアンケート調査で目を引いたのが「義理チョコの復活」（同店）。2002年の調査開始以来、義理チョコにかける予算は過去最高値を記録し、昨年よりも143円アップの平均1,172円に。今年のバレンタインデー当日は土曜日だが、1人の女性が用意する数は7.7個と昨年とほぼ変わらず、という結果から、前日の金曜日（2月13日）に上司や同僚らへきちんと渡したいと考えているとも推察される。

　ちなみに、義理チョコを贈る相手は、1位＝「男性上司」（60％）、2位＝「父親」（49％）、3位＝「男性同僚」（48％）の順だった。

　同店では、「義理チョコは今や、人とのコミュニケーションを円滑にする立派なツールであり、季節のギフトの役割も果たす。また、お返しにも期待したいという女心から、予算を増やしてきちんと贈る人が多いと予想される」とした上で、「義理チョコへの出費は無駄ではないと考えているようだ」と考察を加える。

　同店では1月20日（火）から、本館地下2階フーズフロア「バレンタインスイーツブティック」と本館1階のアンジェリーナで、2月1日（日）から本館7階催物会場「ブティック・ドゥ・ショコラ」でバレンタインフェアを開催する。

プランタン銀座