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本館地下1階「6番地」に登場した「ガトーフェスタ・ハラダ」

　1901年創業の群馬の老舗菓子店「ガトーフェスタ・ハラダ」が8月21日（木）、東武百貨店池袋店の本館地下1階和洋菓子売場に常設店舗を正式にオープンした。百貨店への出店は、東武百貨店池袋店が7店舗目。

　同店は5月中旬から同フロアに仮設店舗で出店し、連日行列ができるなど話題を振りまいていた。帰省ラッシュが始まる同12日、13日は約2,000人もの来店客が帰省みやげ用にとガトーラスクを求め詰めかけたという。

　東武百貨店池袋店の和洋菓子を担当する鯨井雄記マネージャーは「東武百貨店としては船橋店に期間限定で出店（2005年3月）したのを皮切りに話題となった。池袋店でも催事で出店する度に反響を呼び、顧客からのニーズもあり、価格帯や商品内容などを踏まえ、東武の客層にぴったりの菓子ブランドとして出店を決めた」と話す。

　出店場所は、和菓子店「鎌倉 源 吉兆庵」や「虎屋ういろ」「金沢和音」の隣。テーマカラーのブルーとホワイトですっきりとまとめられた同店の売場面積は約17平方メートル。新たな店舗でも連日、来店客の行列ができている。

　取り扱うのは、保存料を一切使わずラスク専用に焼き上げたフランスパンを使った、サクサクとした食感と芳醇（ほうじゅん）なバターの香りが特徴の、「王様のおやつ」という名の看板商品ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」（1袋2枚入、8袋入＝567円〜）をはじめ、上質な小麦とバターを使った「王女様のおやつ」という名の小鳥形ガトーサブレ「グーテ・デ・プリンセス」（6枚入＝588円）。

　ほかにも、アーモンドプードルとバターを使った生地にチョコチップスを練り込んで焼き上げ、中央にチョコレートを流し込んだチョコレートケーキ「ティグレス」（3個入＝567円〜）、割って食べられるよう葉脈をデザインとして取り入れ、何層にも折りたたみ焼き上げた繊細なリーフパイ「グーテ・デ・エスポワール」（4枚入＝473円〜）、プレーン（レモンとはちみつ風味）やクランベリー、スイートチョコレートと3種類の味わいのマドレーヌ「ポルト・ボヌール」（3種類×各1個＝473円）など、各商品の詰め合わせやアソートボックスも含めた約25アイテムを展開する。

　現在販売中の、コーヒーゼリーとガトーラスクを詰め合わせた商品は9月中旬まで取り扱い、10月からはガトーラスクの片面にホワイトチョコレートをコーティングした「グーテ・デ・ロワ ホワイトショコラ」が、11月上旬からはガトーラスクを甘いショコラで包んだ冬季限定商品「グーテ・デ・ロワ プレミアム」（価格未定）が、それぞれ登場する予定。

　店頭に並んでいた池袋近郊に住む50代の女性は「船橋店でガトーラスクを購入して以来のファン。特に945円のガトーラスク簡易パックは何度購入したか分からないくらい。今までは船橋などほかのエリアで購入していたが、池袋は近いのでいつでも買えるようになった。一番好きなのは『グーテ・デ・ロワ ホワイトショコラ』。今日は友だちの分まで買いに来た」とうれしそうに話す。

　「催事などで商品を購入された『ガトーフェスタ・ハラダ』を知っている方だけでなく、（5月に池袋へ出店して以来）新規の顧客が増えた」と喜ぶのは、応援に駆けつけた同店新本館「シャトー・デュ・ボヌール」の石崎直哉店長。これを受け、鯨井マネージャーは「主力商品はガトーラスクだが、焼き菓子や季節商品などラスク以外の商品もどんどん打ち出し、自家需要から手みやげ、贈答需要につなげていきたい」と意欲をみせる。

　店頭では、オープン記念として9月3日（水）まで、2,100円以上商品を購入すると「ガトーフェスタ・ハラダ」オリジナルグッズを進呈。同28日（木）から1週間は、ガトーラスク（5袋）に加え、サブレやクッキー、焼き菓子などを加えた「東武オリジナルアソートボックス」（1,260円、各日限定100点）も販売。今後、季節の歳事に合わせた東武限定のオリジナルアソートボックスも登場する予定だという。

看板商品、ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」（関連画像）東武百貨店池袋店ガトーフェスタ・ハラダ