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沖縄・美味対決で登場する「次郎坊」の「いかすみ焼きそば」は、イカスミをめんに練り込んでいるため、口元が黒くならない

　阪神百貨店は5月28日（水）より、人気催事のひとつ「めんそーれ沖縄 味と技展」を8階催場で開催する。

　同展には、「麩久寿」のくるま麩や「でいごフーズ」の島らっきょう、「とうふのひろし屋」の島豆腐、やんばる特産の「ゴーヤーかまぶく」などご当地グルメのほか、地元の風習「三時茶」（午後3時のおやつ）に最適な沖縄スイーツ、泡盛、直送の青果、健康食品など、実演販売やイートインも交え69店舗（うち、食品は47店舗）が出店。

　目玉企画は、沖縄ならではの美味とブランド肉を取り上げ、それぞれの素材を生かしたメニュー対決。美味対決には、沖縄では体内の悪い物を出す「下げ薬（さげぐすい）」として昔から食べていたイカスミが登場。大阪出身の女性2人が手がける、地元で人気の洋風ずし＆スープのカフェ「su-su-soon（スースースーン）」は、炊き込んだ酢飯にイカスミを混ぜたシャリ上に、大葉や昆布〆した県産のイカをのせた「セーイカの黒握り」（5貫＝840円）を、郷土料理を提供する「次郎坊」は、沖縄そばにイカスミを練り込んだ黒光りするめんと、シャキシャキした沖縄太もやし、キャベツ、じっくり煮込んだイカを一緒にいためた「いかすみ焼きそば」（735円）を販売する。

　ブランド肉対決には、沖縄を代表する希少な「やんばる島豚」と「石垣牛」が登場。首里桃原町にあるイタリアンレストラン「ラフォンテ」は、上質な脂身のとろけるようなうま味を生かすため塊の状態でグリルしスライスしたものをご飯にのせ、沖縄野菜やハーブを使ったソースをトッピングした「やんばる島豚のグリル弁当」（1,050円）を、那覇市第一牧志公設市場にある手作り加工品の専門店「和ミート」はすき焼き風の味付けに隠し味としてニンニクとショウガを加えた石垣牛をご飯の上に敷き詰めた「石垣牛弁当」（1,001円）を販売する。

　そのほかの注目商品は、石垣島初の本格ジェラート。2006年にオープンした「安（あん）・ISHIGAKI GELATO」が阪神に初登場し、地元でも一番人気の、口どけのいいジェラートにほんのり塩味を効かせすっきりした甘さの「石垣の塩」をはじめ、もずくのプチプチ感と黒糖の風味に加え、隠し味の黒酢がポイントの「もずくビネガー」、紅芋独特の甘みと鮮やかな紫色が特徴の「紅芋スィート」などを販売する。価格は各381円。

　イートインでは、「アンマー（母）」の味を提供する。創業1905年の老舗「きしもと食堂」は、昔ながらの製法で作る手打ちめんを会期中毎日沖縄から空輸し、鰹と豚骨のうま味が溶けたスープに合わせた「きしもとそば」（840円、各日限定1,000点）を販売。

　阪神百貨店の催事担当者は「すべてがおすすめ。できるだけ多くの来場者に『食の阪神』ならではの『沖縄の味』を楽しんでいただきたい」と意気込む。

　会期は6月3日（火）まで（最終日は17時まで）。

阪神百貨店