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「ルレ・デセール」メンバーのコラボによる三越限定の「アソートチョコレート」は目玉商品。

　11月8日（木）、9日（金）の両日、銀座三越は来年のバレンタインシーズンに向け「銀座三越バレンタイン2008」として打ち出すチョコレートを一堂に集め、一足早くマスコミ向けに披露した。

　会場には、日本初登場となる、世界有数のカカオの産地エクアドルの最上級アリバカカオ豆を使ったチョコレートを展開する「レ パブリカデルカカオ」や、モナコ公国王室の紋章をギフトボックスに印字した王室御用達の「ショコラトリー・ドゥ・モナコ」をはじめ、銀座三越限定や三越限定を含む60ブランドのチョコレートが披露された。

　ひときわ目を引いたのは、フランスを主に世界で最も有名なパティシエたちで構成されるプロ集団「ルレ・デセール」のメンバーによるチョコレート。会長を務めるフレデリック・カッセルさん、人気ショコラティエの川口行彦さんなど15人のチョコレートが1粒ずつ入った三越限定の「アソートチョコレート」（3粒1,260円〜）や、各パティシエのチョコレートなどが本番に登場するという。

　ほかにも、日本では三越限定で展開する、創業1862年のパリの老舗ティーサロン「ラデュレ」も見逃せない。今年のバレンタインに登場し完売商品が続出するなど人気を博したブランドだが、チョコレートや紅茶、ジャムなどを販売するほか、新しくバレンタイン限定のオリジナルパッケージ入りマカロンが登場する予定。

　同店では、バレンタイン本会期に向けた新しい試みとして、会場でチョコレートのアドバイスをする「ショコラコンシェルジュ」（男性1人、女性1人）を常駐させる。チョコレートの味はもちろん、選び方、食べ方（ドリンクとの組合せ方）などをアドバイスするもので、銀座三越だけのサービスながら来店客には頼もしい味方になりそうだ。

　ショコラコンシェルジュのひとり、加藤俊諭さんは「今回は、カカオの含有率や産地にこだわった『ハイカカオ』、塩味の『サレ』、スパイスの効いた『エピス』のチョコレートが注目」とし、「バレンタインが、（本命や義理の）プレゼントとしてのチョコレートからご褒美や嗜好（しこう）品の『自分で楽しむ』チョコレートに変わってきた。バレンタイン時期はブランドも含め、多種多様なチョコレートがそろっているので、多くの人にチョコレートの楽しさを感じてほしい」と話す。最近チョコレート好きの男性が増えていることも踏まえ、「ワインやウイスキーなどお酒と一緒に楽しんで、味のバリエーションや（お酒との）相性なども楽しんでほしい」と意欲を見せる。

　「銀座三越バレンタイン2008」は「上質な暮らしを求める大人たちへ」をテーマに、来年1月22日（火）〜2月14日（木）全館で開催し、2月1日（金）〜同14日（木）＝1階エントランスコートと地下1階ギンザフードガーデンで、同5日（火）〜同14日（木）＝8階バレンタインメーン会場で開催予定。海外＝60ブランド、国内＝40ブランド（銀座三越限定＝30ブランド、三越限定＝4ブランド）の計100ブランドを展開し、前年比15％増の売り上げを目指す。

銀座三越