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「銀座の若旦那が選ぶ『粋モノ』づくし」に展開する酒類＆スイーツ

　松屋銀座は10月31日（水）より、銀座ならではの「逸品」を紹介する「銀座の若旦那が選ぶ『粋モノ』づくし」を、1階スペース・オブ・ギンザで開催する。

　初めての試みとなる同企画は、近年ライフスタイルにこだわりを持った男性目線の商品に注目が集まっていることから、流行の発信地としてトレンドの最先端を走り続ける銀座で、歴史と伝統を守り続ける老舗の若旦那と、松屋銀座の男性バイヤーたちがコラボレーションし、「銀座のこだわり」を感じさせる商品を紹介するもの。

　銀座の老舗には、和装小物店「銀座くのや」をはじめ、子ども服「ギンザのサヱグサ」、履物専門店「ぜん屋」、テーラー「壹番館洋服店」、宝石専門店「ミワ」、帽子専門店「銀座ボーグ」、ハンドバッグ店「銀座大黒屋」と7店舗の若旦那が参加。彼らの「もの選び」に対する「目利き力」や「ライスタイル」をクローズアップし、その視点を通して「こだわりを持ったライフスタイルを送る男性」に向けた「銀座」「本質」「男性」を感じられる商品をそろえる。

　中でも、テーラー「壹番館洋服店」の渡邊新さんと、松屋銀座の酒類・和洋菓子担当の奥本亮太バイヤーがコラボレーションした酒とスイーツに注目。特にスイーツは同企画に合わせて作られたオリジナル商品が登場する。

　酒は、「伝統」と「革新」をテーマに「古酒」を切り口にした商品を取りそろえる。広島・竹原市「藤井酒造」の「龍勢純米大吟醸」（720ミリリットル＝2,801円）は、1911年（明治44年）に初めて開催された全国新酒鑑評会で1位を受賞した幻の銘酒で、毎年ロンドンで開催されている世界最大規模のワインコンテストI.W.Cで2007年から創設されたSAKE（酒）部門で1回目の金賞も受賞した。渡邊さんもそのおいしさに驚いたというほど、フルーティーなのにしっかりしたコクと深みのある飲み口が特徴。冷やでも燗（かん）でもおいしく、奥本バイヤーは「（燗以外で飲む場合は）ワイングラスに入れて香りを楽しみながら飲んでほしい」と飲み方も提案する。

　ほかにも、熊本県の農業法人「山渡会（さんとかい）」の有志が有機栽培した幻の紫芋「ムラサキマサリ」を使い、芳醇な香りが特徴の本格芋焼酎「竹迫城（たかばじょう）」（720ミリリットル＝5,250円、白芋の焼酎もあり）をはじめ、大吟醸や古酒、泡盛など全16商品を販売。

　スイーツでは、「男性のためのスイーツ」を展開。「メゾンカイザー」は「スイーツを格好よく楽しむ」をテーマに、「ロックフォールとイチジクのボンボンショコラ」と「パルミジャーノとフランボワーズのボンボンショコラ」の2種類のショコラを詰め合わせ、ワインと一緒に楽しめるオリジナルの「ボンボンショコラ」（2個入＝630円）を販売する。

　東向島「パティスリー ジョコンド」は、セミドライフルーツを大吟醸酒に漬け込み、砂糖を極力使わず、ソーセージをかたどったフルーツケーキ「ソシソン・オ・フリュイ 大吟醸酒風味」（1,050円）をはじめ、ゴルゴンゾーラ、マスカルポーネ、グラナ、リコッタ、クリームチーズの5種類のチーズをそれぞれ使ったマカロン「5種のチーズマカロン」（5個入＝1,050円）、グラナパダーノ（硬質チーズ）とナツメグ、黒コショウを使った「サブレフロマージュ」やラム酒を生地に混ぜ込んだ「栗のマドレーヌ」、焼き上がり後に大吟醸を軽く染みこませた「さつまいものマドレーヌ」と3種類を詰め合わせた焼き菓子セット（1,260円）を販売。

　同パティスリーのシェフ、松田光弘さんは、湯島にあるフレンチレストラン「ビストロ・タントマリー」のケーキショップ「アトリエ・タントマリー」でシェフパティシエを務め、現在は顧問を務める。今回のスイーツでは、「男性を意識し、お酒に合うよう塩気を生かし仕上げた。特に大吟醸を使った焼き菓子は火を通すと香りが無くなってしまうので、焼き上げた後に生地に染みこませるなど工夫した」という。

　酒とスイーツを選定した「壹番館洋服店」の渡邊さんは「単に物を売るだけでは小売りの意味がない。いつ飲むのか、誰と飲むのかなどのシーンを想定し『ストーリー』を提案すれば、モノは後から付いてくる。銀座は伝統と革新とで成り立っている街。『銀座』としての空気感や『ストーリー』を提案することが大切」と話す。

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