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駅弁対決2度目の登場となる、北九州駅弁当株式会社の新作駅弁「ふくめし」

　京王百貨店新宿店は2007年1月11日（木）より、毎年恒例の人気催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」を7階大催場で開催する。

　1966年の初開催は1週間で約5,000万円の売り上げだったが年々規模を拡大し、前回2006年の41回大会では13日間で6億7千万もの売り上げを記録し、リピート来場者も多く、週末には通常より2〜3割多い10万人以上が新宿店に足を運ぶという名物催事に成長。北海道から沖縄まで全国から約200種類の駅弁が登場するため「駅弁甲子園」とも呼ばれている。

　42回目を迎える同展では、47都道府県約200種類の駅弁や空弁が登場。函館本線森駅「いかめし」（470円）や根室本線釧路駅「たらば寿し」（1,350円）、山形・奥羽本線米沢駅「牛肉どまん中」（1,000円）など人気駅弁による実演販売を実施するほか、「こだわり」や「ちょっとしたぜいたく」からの「より上質な生活を送りたい」という顧客の上質化傾向を反映した特集企画も登場。

　12回目を迎える人気シリーズ「駅弁対決」には、東北の「あわび」と九州の「ふぐ」をそれぞれ使った、海の高級素材による新作駅弁が登場。「あわび」には、三陸産のあわびを丸ごと1個やわらかく酒蒸ししスライスし、あわびの肝煮や数の子、いくらをのせた岩手・山田線宮古駅「磯の鮑の片想い」（2,000円）を、「ふぐ」は日本近海ものの「まふぐ」の湯引き、「かなとふぐ」の一夜干しをあぶった焼きもの、「とらふぐ」のすき身の明太子和え揚げをのせた福岡・鹿児島本線小倉駅「ふくめし」（1,800円）を、それぞれ実演販売。

　東西有名ホテルの総料理長が監修する「料理長プロデュース新作駅弁」の企画では、「横浜ロイヤルパークホテル」の総料理長、高橋明さんのレシピをもとに神奈川県のブランド豚「やまゆりポーク」を使ってみそ＆カレー風味と、中国醤油の照り焼き風味の2つの味に仕上げた神奈川・東海道線大船駅「やまゆりポーク2豚弁当（ツートンべんとう）」（980円）と、「ホテルプラザ神戸」の総料理長、鷺池史朗さんのレシピをもとにブランド牛「神戸牛」のみのミンチカツに特製ソースを添えた兵庫・山陽本線新神戸駅「神戸牛100％ミンチカツ港町レストラン」（1,050円）を、それぞれ実演販売する。

　「復刻企画」では、1988年に廃船となった青函連絡船の函館桟橋と函館本線函館駅で販売していた、紅鮭の切り身と昆布巻き、松前漬けなど素朴な味を再現した「紅鮭弁当」（600円）と北海道日高産のつぶ貝と錦糸卵をのせた「つぶ貝弁当」（700円）を実演販売し、また「崎陽軒」の看板商品「シウマイ弁当」を1945年発売当時の内容と掛け紙で再現・販売する
（1日2回限定数量）。さらに、人気の福井・北陸本線「越前かにめし」は2007年に福井駅販売40周年となり、その記念として陶製容器入り特別バージョン駅弁（＝1,200円）を限定販売する。

　地域のローカル線に注目した「頑張れローカル線」シリーズ第2弾では、福島・会津鉄道を取り上げ、揚げたてのトンカツを甘辛いソースにくぐらせご飯にのせた会津名物「ソースカツ丼」を、福島県産の豚ロースや卵、コシヒカリを使って駅弁にした会津田島駅「煮込みソースカツ弁当」（1,000円）が登場するほか、手打ちそばセットや山菜、棒たら甘露煮などの特産品も並ぶ。同23日（火）まで。

　同店ホームページでは12月20日（水）より、同展を紹介する特別サイト「駅弁大会への道」も開設。開催期間中、随時更新する。

京王百貨店新宿店