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「とらや」で来年の干支・御題菓子−かわいい「まる笑み」、ようかん「明けゆく野」など
(2016年12月22日)
「とらや」が現在、来年の干支(えと)の「酉(とり)」と、来年初めに宮中で行われる「歌会始」のお題「野(の)」にちなんだ新作菓子を販売している。正月菓子に欠かせない「花びら餅」は12月29日(木)から順次販売を予定する。
【画像】干支「酉」にちなんだ生菓子
全店で取り扱う干支の「酉」にちなんだ菓子では、元日の朝、最初に鳴く鶏(ニワトリ)を意味する菓銘がついた干支羊羹(ようかん)「初鶏(はつとり)」(ハーフサイズ=1,944円、竹皮包1本=3,888円、1月下旬まで)を販売。黒練ようかんにとさかを思わせる紅練ようかんを組み合わせたデザインで、鶏が新たな年の始まりを告げようとしている様子を表現した。
鶏をデザインした3種類のパッケージで展開する「干支パッケージ 小形羊羹」(各1本260円、5本入り=1,404円、1月上旬まで)は、小倉ようかん「夜の梅」、黒砂糖入りようかん「おもかげ」、抹茶入りようかん「新緑」の3種類を用意。
「酉」の生菓子では2種類を販売。「のどかなとき」(486円)は、白餡に卵黄や焼きみじん粉などを混ぜて焼き上げた桃山生地で小倉餡(あん)を包み、しっとり仕立て、夜明けを待つ鶏が穏やかに休んでいる様を表現した。「まる笑(え)み」(486円)は、希少な白小豆100%の白餡入りの白い薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)に黄色い円を描き、目とくちばしの焼き印を押し、笑みを誘う愛らしいヒヨコの顔を表現した。東京・京都エリアの生菓子取扱店で1月15日(日)まで取り扱う。無くなり次第終了。
歌会始のお題「野」にちなんだ御題菓子は2種類。全店で取り扱う御題羊羹「明(あ)けゆく野(の)」(ハーフサイズ1,944円、竹皮包1本=3,888円)は、朝、東から昇りはじめた太陽の放つ光が、野原に満ちていく情景を黄、橙(だいだい)、緑で表現したようかん。生菓子取扱店全店で販売している「野(の)のこみち」(454円)は、一筋の道を挟んで黄色の花を咲かせる春の野花のたんぽぽが咲くうららかな野原を、餡をそぼろ状にしたものに羊羹製(餡に小麦粉・寒梅粉を混ぜて蒸し、もみ込んだ生地)を挟み、蒸し上げた生菓子で表現した。
「新年らしい華やかな色目がそろった」という干支・御題菓子は生菓子、ようかん共に同社の社内公募で、社員がデザインした図案が商品化された新作だという。特に今回の公募は「公募記録を取り始めた過去16年の中で最も応募が多かった。それぞれの菓銘や意匠に、考案した社員のさまざまな思いがこもっているので、味はもちろん、いろいろな角度から楽しんでほしい」と広報担当の黒川さゆりさん。
宮中の正月の行事食、「菱葩(ひしはなびら)」を原形とする「花びら餅」(648円)は、円(まる)くのした餅に小豆の渋で染めた菱餅を重ね、蜜炊きしたゴボウとみそ餡を挟んだ菓子。菱餅は、関東・中部エリアでは餅製に、近畿エリアは求肥製に仕立てる。
百貨店では、伊勢丹新宿店、そごう横浜店、京都高島屋、大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹(各12月29日〜1月15日)、日本橋高島屋(12月31日〜1月3日)、東急東横店(=東横のれん街)(12月31日〜1月9日)、新宿小田急(1月2日〜3日)、日本橋三越(1月2日〜9日)、銀座三越、伊勢丹立川店、伊勢丹浦和店(各1月3日)、西武池袋本店(1月4日〜9日)で取り扱う。
同じく12月29日(木)からは、新春らしく一輪の梅をようかんで表した「好文花」(454円)など季節の生菓子も続々登場する。
「生菓子には限定数のため予約がおすすめ。年末年始の贈答としてはもちろん、ご家族やご自身でも召し上がっていただきたい」とも。
歌会始のお題「野」にちなんだ御題羊羹(関連画像)歌会始のお題「野」にちなんだ御題菓子(関連画像)正月に食べる伝統菓子(関連画像)とらや
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