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小田急×天乃屋コラボブランド「かぶきあげ TOKYO」店頭

　改装工事を終え10月5日（水）にリニューアルオープンする小田急百貨店新宿店本館地下2階和洋菓子売り場を先行して10月3日（月）、歌舞伎揚げで知られる「天乃屋」と小田急のコラボによる新ブランドの店「かぶきあげ TOKYO」がオープンした。

【画像】「かぶきあげ TOKYO」で販売する歌舞伎揚商品2種類

　初日から多くの女性客が訪れ、「興味を持っていただき、試食されたほとんどのお客さまに購入いただけた」と話す同店広報担当の吉永明洋さん。店頭での評判も高く、「同店としては新しい取り組みだったので、いいスタートが切れた」。

　関東では男女を問わず、幅広い世代になじみ深い米菓子「歌舞伎揚」に焦点を当て、味わいやサイズ、パッケージを進化させた「新しい歌舞伎揚」を提案する同店。自家需要だけでなくギフト需要も見込み、コラボによる独自のブランドで新規客獲得を狙う。

　商品は、しょうゆの味わいと食感にこだわった高級タイプの「大まる」と、若い女性を意識したフレーバータイプの「小まる」の2種類を展開。基本となる歌舞伎揚の生地は、「厳選した」うるち米を蒸して餅にし、シート状に伸ばしてから型抜きを行い、約3〜4時間かけゆっくり乾燥。これを1日寝かせ、さらに2次乾燥した後約240度の植物油で揚げ、それぞれフレーバーで味付けする。

　甘じょっぱいしょうゆダレの「大まる」は、愛知県碧南市の「白醤油（しょうゆ）」、茨城県土浦市産の「濃口醤油」、愛知県刈谷市の「たまり醤油」を使った3種類のフレーバーを用意。しょうゆの特徴の違いがはっきり分かるよう、「味の表現とサクっとしたソフトで軽い食感にこだわった」という。サイズは直径約9センチ。1枚ずつ個包装し、各5枚入りで1箱540円。

　しょうゆダレをベースにしながらも、甘み、辛み、酸味など意外性のあるフレーバーに仕立てた「小まる」もソフトで軽い食感にこだわり、定番に季節限定を加えた7種類のフレーバーを用意する。定番は、レモンピールとレモン果汁を混ぜた生地に粗塩がアクセントの「しお＆瀬戸内レモン」、2種類のチーズを合わせた「チェダー＆カマンベール」、10種のスパイスをブレンドしたカレｰにガラムマサラを合わせた「ガラムマサラ インドカレー」、甘口のしょうゆダレにトマト＆バジル風味を加えた「イタリアントマト＆バジル」、バナナ・オレンジ・リンゴのフルーツ風味に北海道産ミルクパウダーを加えた「フルーツ・オレ」、パクチー風味にエビのうま味とレモングラスを利かせた「パクチー＆トムヤムクン」の6種類。季節ごとに登場する限定フレーバーは1種類で、今回は青森県産ふじリンゴにほろ苦く濃厚なキャラメル味を合わせた「青森リンゴキャラメル」。「女性が気軽につまんで食べられる」よう、サイズは直径約3センチの一口サイズ。1袋約13グラム（12~13個）入りで、各4袋入り1箱432円。

　パッケージは、「新宿西口のOLがデスクに並べてもかわいい」デザインにこだわり、実際に女性の意見を取り入れて開発。「TOKYO」らしいモダンさと歌舞伎揚の伝統を表現する「和柄」に、それぞれのフレーバーのモチーフを加えたデザインでカラフルに仕上げた。

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