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内容量とパッケージを一新した「水羊羹」4種

　「とらや」が夏の定番商品「水羊羹」の内容量とパッケージを一新し、全国80店舗で販売している。

【画像】宇治茶をティーバッグに仕立てた新商品

　しっかりとした食感とコクのある味わいが特徴の同品は、ギフトや手土産、自家用にと人気の夏季期間限定商品。すっきりとした甘みの「御膳」、小豆本来の味わいを生かした「小倉」、独特の風味の「黒砂糖」、香り高い「抹茶」の4種類を展開している。
近年の高齢化、贈り物の習慣の変化により、「小さいもの」「いろいろなものを少しずつ購入したい」「開けやすいパッケージがいい」というニーズの高まりに対応するため、内容量と容器のリニューアルを決めたという。

　2001年より、慶友病院と和菓子を通した交流を重ねてきた同社。「ここでの出会いや経験を通じ、2013年からは、慶成会老年学研究所協力のもと、『豊かな高齢社会のために貢献できること』を考える取り組みを行ってきたことも今回のリニューアルのきっかけの一つ」だと振り返る同社広報の奥野容子さん。幅広い年齢層に親しまれている商品だからこそ、年配の方々にも「より使いやすく配慮した商品」であるよう改良すべきと意識した。

　今回のリニューアルで、パッケージでは「勢いと斬新さ」を表わしたデザインに変更し、容器はふたがよりスムーズに開けられるよう改良。ふたを幅広にして指先でつかみやすくする、容器よりふたを長めにして開け口を分かりやすくする、容器の先端を下げて空間を作り持ち上げやすくする、ふたの左右どちらからでも開けられるなどの工夫を施した。また、内容量は以前よりも一回り小ぶりにし、食べきりやすく仕上げた。

　価格は1個324円。各種詰め合わせ商品も用意し、9月上旬まで取り扱う。

　4月からは、覆いをかぶせて日光が当たらないように栽培した新芽を使った宇治茶を、手軽なティーバッグに仕立てた新商品「ティーバッグ かぶせ茶」（3グラム×8袋＝864円、通年取り扱う）も販売。「まろやかな味わいのかぶせ茶と一緒に、新しくなった水羊羹を今夏楽しんでいただきたい」と奥野さん。

とらや