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注目対決シリーズ「新幹線開業記念 沿線駅弁対決」（左：のどぐろと香箱蟹弁当、右：大玉ほたてと大漁ウニ弁当）

　京王百貨店新宿店の7階大催場で1月7日（木）より、新春恒例の名物催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が開催される。

【画像】注目対決シリーズ「海の美味 かにかに対決」

　1966（昭和41）年2月の初開催以来、今では13日間で売上高6億円以上という百貨店最大級の規模を誇る催事へと発展した同展。51回目となる今回は、約30の駅弁調整元による「実演販売」と全国から航空便や自動車便などを駆使して運ぶ「輸送駅弁」を合わせ、45都道府県の弁当約300種類を取りそろえるほか、全国の約70店の「うまいもの」を展開する。

　目玉企画として、同種の素材や類似したイメージの食材に焦点を当てた駅弁を実演による食べ比べで楽しむ人気の「対決シリーズ」には今回、「新幹線」「カニ」「肉」をキーワードに3つの企画を用意する。

　「新幹線開業記念 沿線駅弁対決」では、2015年の北陸新幹線、2016年の北海道新幹線に注目。北陸新幹線では、石川県・金沢駅から、高級魚ノドグロに、漁期が短く希少な香箱ガニのほぐし身や濃厚な外子、内子を盛り合わせた新作「のどぐろと香箱蟹弁当」（1,600円、各日販売予定1000点）が登場。富山県・富山駅からは、北陸新幹線W7系の車両形状をモチーフにした容器にすき焼き風牛丼を詰めた輸送駅弁「源 W7系北陸新幹線弁当」（1,300円）を販売する。

　北海道新幹線では、北海道・新函館北斗駅から、たっぷりのウニに、特大サイズのホタテ、イクラをちりばめた新作「大玉ほたてと大漁ウニ弁当」（1,780円、各日販売予定1000点）が登場。同駅からはE5系の車両形状をモチーフにした容器に、北斗七星の「7」にちなみ道産食材7種類を使ったすしを詰めた「北斗七星」（1,300円、各日販売予定700点）を同13日（水）までの期間限定で販売する。

　「海の美味 かにかに対決」では、海鮮系駅弁で人気のカニを使った新作駅弁が登場。北海道・室蘭本線・苫小牧駅からは、カニのだし汁で炊き上げたご飯にズワイガニのほぐし身と爪、イクラ、数の子を盛り付けた新作「かにめし」（1,450円、各日販売予定800点）を、福井県・北陸本線・福井駅からは、セイコガニの卵巣とみそで炊き込んだご飯に紅ズワイガニ、ウニ、トビウオの卵、カニみそなどを盛り付け、金箔（きんぱく）の小袋が付いた新作「黄金のかにめし」（1,500円、各日販売予定700点）を販売する。

　「肉好きのための新作肉弁当対決」では人気の肉系駅弁からの新作駅弁が登場。山形県・奥羽本線・米沢駅からは第35回大会の初登場以来、毎回売り上げ個数上位にランクインしている「牛肉どまん中」をアレンジした新作で、しょうゆベースの特製だれに加え、塩、みそ味を加えた「三味牛肉どまん中」（1,300円、各日販売予定700点）を販売。鹿児島県・九州新幹線・出水駅からは、鹿児島黒毛和牛「北さつま牛」と「かごしま黒豚」を使った新作「北さつま牛・鹿児島黒豚 贅沢すき焼き重」（1,280円、各日販売予定800点）を、佐賀県・佐世保線・武雄温泉駅からは「佐賀牛」を使った新作「佐賀牛サーロインステーキ＆赤身ローストビーフ弁当」（1,980円、各日販売予定800点）を、それぞれ販売する。

　海外駅弁では、過去の駅弁大会で好評だった台湾鉄道・台北駅の駅弁が12年ぶりに再登場。約10種類のスパイスや調味料の特製タレで味付けした台湾風トンカツ「パイコー」をのせた輸送駅弁「台鉄パイコー弁当」（ステンレス容器・巾着袋付き、2,200円、各日販売予定1000点）を販売する（容器・巾着袋無しの場合は1,000円）。要整理券。

　「がんばれ！ローカル線」では、富山地方鉄道と、岩手県・三陸鉄道に焦点を当てる。富山地方鉄道・宇奈月温泉駅からは、富山県産コシヒカリにマス、カニ、白エビの天ぷらを盛り付けた新作駅弁「宇奈月温泉 わくわく富山三昧」（1,350円、各日販売予定500点）を、岩手県・三陸鉄道・久慈駅からは、震災の影響も含め、販売数量が少なく希少だった「うに弁当」（1,470円、各日販売予定600点、2週目の同14日〜19日販売）を販売。

　国産のウナギを使った駅弁が初の実演販売に登場するほか、アナゴを使った人気駅弁のリニューアル、2週目には1,000円の輸送駅弁特集なども行う。

　会期は同19日（火）まで（13日は17時、最終日は18時閉場）。

注目対決シリーズ「肉好きのための新作肉弁当対決」（関連画像）12年ぶりに再登場する、台湾鉄道の駅弁（関連画像）京王百貨店新宿店