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「とらや パリ店」開店35周年記念菓子「小形羊羹 ラムレーズン」

　今年10月に「とらや パリ店」が開店35周年を迎えることを記念し、老舗「とらや」では現在、「とらやパリ35周年祭」を開催し、新商品やパリ店でしか扱わない商品など6種類を順次限定販売している。

【画像】「とらや パリ店」開店35周年を記念し発売される新スタイルのようかん商品

　1980年10月6日、サンフロランタン通りに出店した「とらや パリ店」。「抹茶に砂糖を入れる」「代表菓子のようかんを『黒い石けん』」と間違える」など、オープン当初から文化の違いを感じつつも日本文化としての和菓子の良さを失わず、現地の文化や嗜好（しこう）を尊重しながら和菓子を展開。現在では顧客の約8割が現地の人で占めるほどになったという。35年目となる今年は18年ぶりに全面改装工事を実施。6月22日（月）、「クラフトマンシップ」をコンセプトに、漆喰（しっくい）と明るい木目を基調とした店舗へとリニューアルした。

　現在ほぼ全店で販売しているのが、35周年を記念した新商品で、香り豊かなラムレーズンを刻み入れた練りようかん「小形羊羹 ラムレーズン」（1本260円）。パッケージデザインは、ユーモアデッサンの作家として活躍し、シンプルで軽妙なタッチで人気があるフランス人イラストレーターのフィリップ・プチ＝ルーレさんの描き下ろしだという。10月下旬までの販売。

　併せて、今回のパリ店35周年にちなみ、30周年記念で誕生した「特製羊羹 中形　エッフェル塔の夕暮れ」（1本2,106円）もほぼ全店で販売している。パリ市内の夕暮れの風景をだいだい色の琥珀（こはく）かんと練りようかんで表現したもので、10月中旬まで取り扱う。

　10月1日（木）より、新たに店頭に並ぶ35周年記念の新商品は、生菓子「ローズ・ド・パリ」と「Yokan à la carte（ヨウカン ア ラ カルト）」の2種類。

　「ローズ・ド・パリ」（1個486円）はパリ店のスタッフが考案した、バラ形のようかん製生菓子。パリ7区に本店を構える「SHIGETA」のローズウオーターを使い、ほんのりバラの香りが楽しめる。販売期間は10月末までで、8店舗で限定販売。

　「Yokan à la carte（ヨウカンアラカルト）」（15個入り＝1,944円）は、「ようかんを日常の中で、もっと気軽に楽しんでほしい」と開発された、新しいスタイルのようかん商品。好みや気分に合わせて、いろいろな味を少しずつ楽しめるよう、一口サイズのカラフルなようかんを瓶に詰めた。味わいは、こし餡、抹茶、白みそ、塩キャラメル、トマト琥珀（こはく）の5種類。10月下旬まで、百貨店を中心とする11店舗で限定販売する。

　そのほか、自家製のキャラメルを混ぜ合わせたようかんに、洋梨のブランデー「ポワールウィリアム」が香る洋梨のコンポートを入れた「ポワールキャラメル羊羹」（1個486円）と、ようかんにビターチョコレートとラム酒を加え、グラニュー糖をまぶした「羊羹 au ショコラ」（9個入り＝1,512円）の、2種類のパリ店オリジナル商品も10月1日（木）より1カ月間、それぞれ限定店で販売する。

「とらや パリ店」開店35周年記念生菓子（関連画像）とらやパリ35周年祭とらや