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食料品の自主編集ショップ「高島屋ファーム」、横浜に1号店
(2014年06月13日)
横浜高島屋の地下1階に5月28日(水)、「安全・安心」「健康」に加え、「おいしい」も追求した食料品の自主編集ショップ「高島屋ファーム」がオープンした。売り場面積は72平方メートル。
【画像】ショップ内の野菜スペース
同売り場では、農産物や加工食品について専門知識を持つバイヤーが自ら出向き栽培・製造方法などを直接確認するなど、自社基準に基づき厳選した商品を取り扱う。取り扱うのは野菜や果物、米などの農産物約70種類と、調味料や瓶詰め商品、缶詰商品、調理品、飲料品、嗜好(しこう)品、乾物類、麺類、穀類、冷凍品、パン、菓子などの加工食品約730種類の計約800種類。価格帯は100円〜3,000円で、500円台が中心。
「栽培・製法などこだわりを持って作られた商品を、『高島屋』というフィルターを通して分かりやすく、なおかつおいしく、楽しく提供し、その結果、安全・安心につながる商品が得られるという形をつくっていきたいと企画した」と高島屋MD本部リビング&フード・ディビジョンの天笠亜佑子バイヤー。「集客力の高さ」から横浜店を1号店にしたという。
商品は全て、「素材本来のおいしさを追求」「安全・安心・新鮮が基本」「栽培・製造方法にこだわる」「食品添加物は最小限」の4項目にのっとり集めたもので、農産物、加工食品それぞれに選定基準を設ける。商品サイズにもこだわり、「楽しみながら利用しやすい、試しやすい、購入しやすい」サイズとして、できるだけ小さいサイズで展開。パッケージも「使いやすさ」を考慮する。
例えば、コメなら有機栽培や特別栽培で、生産者を限定。新潟・佐渡で農薬・肥料を使わず栽培した百貨店初登場「佐々木治巳さんが作る在来品種のコシヒカリ」(1キロ=1,664円)など5種類を展開。店頭では全て玄米で用意し、精米したてを販売。精米方法も分づき加減など好みに応じる。希望者には、精米後の米ぬかを無料で分けるという。
しょうゆでは、国産丸大豆、国産小麦、塩を使ったものを優先し、1年以上かけて天然醸造されたもの約20種類をそろえる。国産丸大豆と平釜塩を使い、杉木おけで発酵・熟成した天然醸造しょうゆ千葉の老舗醸造「タイヘイ」の「減塩丸大豆醤油」は、食塩の量が通常の約半分。「天然醸造しょうゆを減塩にしたので、うま味が十分あり、味が良いことから自家用だけでなく、ギフトなどにとリピートされている」と天笠バイヤー。
ほかにも、「京都紀翔」の京都産野菜を使ったカラフルな「京都の野菜ジャム」(各50グラム=324円)、「和乾彩」の南信州のフルーツを使った「日本のドライフルーツ」(各40グラム入り=756円)など、「つい手に取ってみたくなる」商品を並べる。
今後は高島屋の他店にも店舗を増やす予定。天笠バイヤーは「将来的にはPBブランドとして確立させ、新しい感覚の商品も企画していきたい」と意欲を見せる。
ショップ内のグロサリースペース(関連画像)高島屋〜高島屋ファーム横浜高島屋
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