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コレクションラインアップの一部（上：千鳥屋総本家「マスカルポーネようかん」、下：とらや「花晴（はなはる）」）

　6月16日の｢和菓子の日｣に合わせ、伊勢丹新宿店本館6階催物場で同11日（水）より、日本の伝統和菓子「羊羹（ようかん）」の祭典「YOKAN“羊羹”　COLLECTION in isetan shinjuku」が開催される。

【画像】YOKANとのマリアージュを楽しむイートインメニュー

　これまで、銀座三越（2010年）、JR大阪三越伊勢丹（2011年）、丸井今井札幌本店（2012年）、岩田屋本店（2013年）と、三越伊勢丹グループの各店で毎年開催されてきた同イベントだが、同店での開催は初めて。

　「全国各地を代表する羊羹や、知る人ぞ知る羊羹など、代表銘菓から新作まで多数取りそろえた」という同店和菓子担当バイヤーの斉藤典英さん。会場には全国から65店、200種類以上の羊羹が集結する。

　今回は「伝統と新しさのマリアージュ｣をテーマに、｢伝統｣「新しさ」「楽しさ」を3つのカテゴリーで紹介。現地でしか購入できない商品や希少性が高く入手困難な商品、創造性あふれる商品などバラエティー豊かに展開する。会場では、伊勢丹にちなんだタータン柄のパッケージに、3種類の特製羊羹を詰め合わせた「YOKAN セレクションボックス」を特別に販売。羊羹にまつわるトークショーも行う。

　｢伝統｣では、長野・下諏訪の老舗「新鶴本店」のこだわりの製法で、絶妙な塩加減に仕上げた「塩羊羹」（1棹1,101円）や、三重・松阪「柳屋奉善」のもなか皮に羊羹を流し込み糖蜜でコーティングした「老伴」（4個入り、701円）など、老舗の代表銘菓や和菓子職人ならではの技が光る羊羹が登場。

　｢新しさ｣では、「とらや」は「ミナ ペルホネン」デザイナーの皆川明さんとのコラボによる、色とりどりのかわいらしい丸く小さな棒付き羊羹「花晴（はなはる）」（1本324円）を販売するほか、長野「小布施堂」の栗（くり）アイスの中にカットした羊羹をちらした今展限定「栗羊羹アイスクリーム」（1カップ432円）など味わいや形、彩りなどを進化させた新作羊羹が登場する。

　｢楽しさ｣として、「YOKANとのマリアージュをたのしむイートイン」を開設し、菓子・料理研究家の酒井礼子さん監修による5種類の｢ドリンク×羊羹プレート｣を提供。1皿で3種類の味が楽しめる「本煉羊羹」（東京・吉祥寺／小ざさ）を合わせた「珈琲×羊羹プレート（B）」（1,026円）や、カップスイーツに仕立てた「マスカルポーネようかん」（駒込／千鳥屋総本家）を合わせた「赤ワイン×マスカルポーネ羊羹セット」（1,512円）のほか、カモ肉と羊羹のミルフィーユ仕立てなどの3品の蒸留酒×羊羹アレンジプレート、日本酒×昆布のせ羊羹プレートなども登場する。

　会期は今月16日（月）まで（最終日18時閉場）。

伊勢丹新宿店