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チーズ、カカオ、トマトに新しくポテトが加わった “極薄”米菓子「箔haku」

　食感にこだわった「丸maro」や極限の薄さを追求した「箔haku」など、パッケージも含めオリジナル米菓子を展開する創作米菓ブランド「十火（JUKKA）」が新たな商品ラインを加えリニューアルを行い、5月下旬から全店で順次販売を始めた。

【画像】商品ラインナップに新たに加わった、「丸maro」より大きいサイズ米菓子

　同ブランドが誕生したのは2009年11月。大阪・池田に本社を構える老舗米菓メーカー「とよす」が、新たな米菓子文化を作り出したいと立ち上げた。現在は青山店をはじめ、大丸梅田店、大丸札幌店、西武池袋本店、銀座三越店、東急本店と6店舗を展開する。

　「商品の特徴として食感や形、味わいなど珍しいと、これまでも好評をいただき、手土産やギフトに利用いただいていた。リピートの購入も多かったが、ギフト需要が高く、思ったほど自家需要に結びついていないことがリニューアルのきっかけ」と話す、とよす広報担当の豊洲牧子さん。

　今回のリニューアルでは「自分買いしたくなる」ようなカジュアルラインを狙い、商品ラインを8シリーズから11シリーズに拡充。新商品の投入や既存シリーズの味わいの見直しを図り、パッケージにもカラフルさを取り入れる。

　味わいの見直しとして、板状の米菓子「恵megumi」シリーズには「ちりめんじゃこ」に代わり「ごぼう」が新たに登場するほか、極薄に仕上げた｢箔haku｣シリーズには「竹炭」「ごぼう」に代わり新しくポテトサラダ風味の「ポテト」が登場。

　新商品では3つの新シリーズが加わる。主力商品「丸maro」のふんわりとした食感を生かし、ヒメノモチ生地を自然な膨らみに焼き上げ、フルーツや4種類のチーズのパウダーをまとわせた「鞠mari」（各45グラム入り＝540円）。味わいは、木イチゴ、抹茶、オレンジ、黒糖、ゴルゴンゾーラ、エメンタール、チェダー、モッツァレラの全8種類。

　米菓子の新たな可能性を追求したシリーズとして、国産の米粉を使い、しっとりと焼き上げたフィナンシェ「錬ren」（5個入り＝1,080円）、さらに、クズを加えてなめらかに仕上げた水ようかんに、もち米で作る道明寺を重ね涼やかに仕上げた夏季限定商品「凜rin」（4個入り＝864円）も新たにラインアップする。

　今回のリニューアルを機に、「米菓子の新たな広がりと親しみ」の一環として同ブランドが強化したのは「飲み物とのマリアージュ」。「自宅で楽しんでほしい」と、米菓子を楽しむ新しいスタイルとして各シリーズに合わせたドリンクを具体的に提案。自家需要喚起を狙う。

　例えば、「箔haku」×スパークリング日本酒、「恵megumi」×シングルモルト・ウイスキー、「芯shin」×エールビール、「鞠mari」×イタリアのスパークリングワイン・プロセッコ、「錬ren」×ロイヤルミルクティ−、夏季限定の「凜rin」×水出しコーヒーなど。

　「今回のマリアージュはあくまで提案なので、お客さまがご自宅などで色々楽しみながら、素敵な組合せを見つけていただきたい。『十火JUKKA』の商品はそのまま食べても、アイスクリームやサラダ、オードブルのクラッカーなどいろいろ活用できるので、試して楽しんでいただきたい」と豊洲さん。

　店頭では単品売りのほか、好みの商品を詰め合わせできる化粧箱（有料）も用意。ギフト需要にも対応する。

商品ラインナップに新たに加わった米粉のフィナンシェ（関連画像）商品ラインナップに新たに加わった季節限定水ようかん（関連画像）十火JUKKA