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東横のれん街限定「渋谷カップ ア ラ モード」12個入り

　ふんわりとしたケーキ生地の上に、さまざまなクリームをデコレーションしたかわいいデザインのカップケーキ――渋谷マークシティ地下1階に移設オープンした「東横のれん街」に出店する洋菓子ブランド「モロゾフ」が、同店のみで販売する「渋谷カップ ア ラ モード」が現在、好調な売れ行きを見せている。

【画像】店頭の「渋谷カップ ア ラ モード」ショーケース

　同社では「新・東横のれん街」のリニューアルオープンに伴い、「渋谷は若年層が多く、ファッショントレンドとしても注目されており、いろいろな『kawaii（カワイイ）』が集まる街。かわいくて、見た目にもインパクトのある、渋谷の新名物となるようなスイーツを打ち出したい」（モロゾフ東京支店営業部の田島美和子さん）と、手軽なスイーツとして人気のカップケーキに焦点を当て開発したという。

　商品は、定番6種類と月替わりの1種類。北海道産マスカルポーネクリームにココアパウダーをかけた「ティラミス」（263円）をはじめ、バニラ風味のクレームシャンティにカラメルソースをかけた「カラメルプリン」（263円）、フワフワしたストロベリークリームにフリーズドライのイチゴをトッピングした「ストロベリークリーム」（263円）、バニラ風味のチョコレートクッキー入りホイップクリームをトッピングした「クッキー＆クリーム」（263円）、ベルギー産チョコレートの生クリームをグラサージュし金箔（きんぱく）をトッピングした「チョコレートケーキ」（263円）といった5種類のカップケーキに、モロゾフの定番カスタードプリンをアレンジし、生クリーム入り濃厚なカスタードプリンにカラメルゼリー、アーモンドクランチを組み合わせた「プリン ア ラ モード」（368円）が定番となる。カップケーキサイズは直径約7×高さ約7.5センチ、「プリン　ア　ラ　モード」サイズは直径約7.5×高さ約8センチ。

　4月の月替わり商品には、マラスキーノがほのかに香る生クリームにイチゴを丸ごと1粒トッピングした「ストロベリーショート」（315円）を販売。5月には、宇治抹茶を使ったクリームをモンブラン風に絞り、トッピングには北海道産小豆をのせ、金箔（きんぱく）を振りかけた「宇治抹茶モンブラン」（263円）が登場する予定。

　商品開発では、カップケーキ全体の食感にこだわり、ふんわりとした軽い仕上がりを目指した。「ふんわりと軽い仕上がりの中に、それぞれの素材の持ち味を最大限に引き出し、かわいいだけではない、本格的な味わいを目指した」と東京支店営業部の小田切雄二課長。ケーキ生地の中に忍ばせたカスタードクリームは、生地にしっとり感を加え、口当たり軽くなめらかなデコレーションのクリームとの一体感を出すほか、「食べたときのサプライズも期待している。ケーキ生地とデコレーションクリームのハーモニーに、同品のコンセプトである『kawaii（カワイイ）』を感じていただければ」とも。

　パッケージには、同社では珍しい「黒」を採用。シックなイメージの黒だが、「ふたを開けると中から華やかでかわいいカップケーキが登場するという『意外性』と『驚き』も提供したかった」という。

　リニューアルオープンから1週間。連日女性客が多く詰め掛け、夕方には品薄になるなど好評を得ているという。「特に40〜50代の、もともとのれん街をひいきにされていたお客さまが多く、4個入りの詰め合わせを手土産や自家用で求められるようで、生産体制を強化する」と小田切さん。1〜2個の購入客も予想以上に多く、「ほとんどが20代の女性」で、急きょ2個用の専用パッケージを準備中だという。

モロゾフ東横のれん街店店頭（関連画像）定番「カスタードプリン」をアレンジした「渋谷カップ ア ラ モード〜プリン　ア　ラ　モード」（関連画像）モロゾフ東急百貨店 東横のれん街