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フェアで展開する、青森りんごを使ったオリジナルパン各種

　ドンクは1月16日（水）より、青森りんご産業の振興発展を担う青森県りんご対策協議会と共同で「青森りんご丸かじり！フェア」を初めて開催し、青森県産のリンゴを使ったオリジナルパンを全国の124店で販売する。

【画像】ドンクの系列ブランド「ミニワン」で販売する、青森りんごを使ったかわいいミニクロワッサン

　青森県は生産量45万トンと全国生産量の約60％を占める日本一のリンゴ生産地。1960年代前半からCA貯蔵技術（低温と酸素濃度の調整により品質の低下を防ぐ）の導入により長期貯蔵出荷が可能となり、現在約50種類を栽培。品種別には「ふじ」が約50％を占め、次いで「王林」「つがる」「ジョナゴールド」を中心に40種類ほどを市場に供給しているという。

　今回のフェアは、「青森県産リンゴの魅力をより多くの消費者に伝えたい」という同協議会と、「日本各地の地場産食材をパンにして多くの人に知ってもらいたい」というドンクの思いが合致し実現。同社はこれまでも、富山の国産小麦を使ったパンを開発・販売するなど地域との共同企画を実施してきたが、「青森りんごとコラボすることで地産地消の一助となれば」とブランド担当の但木摩由さん。

　使用するリンゴは、パンにも味がなじみやすい「ふじ」と、普段はあまりパンに合わせることのない「王林」の2種類。特に「王林」は「洋ナシに似た濃厚な味わいで、バターやキャラメルソースと相性もいい」と但木さん。

　商品は、キャラメリゼした王林を一晩寝かせ、クロワッサン生地にのせて焼き上げた「青森りんごのキャラメル仕立て」（252円）をはじめ、王林を厚めにスライスして窯で1時間じっくり焼き上げキャラメリゼ風に仕上げた「青森りんごのガレット」（294円）、カスタードにふじを入れたパン生地にマカロン生地をトッピングし焼き上げた「青森りんごのクリームパン」（231円）、ふじをぎっしりと敷き詰め焼き上げたスクエア形の「パン屋さんが作る青森りんごパイ」（1,050円、4分の1カット＝263円）など7種類。

　「リンゴを使ったパンは人気が高く、通常でも1〜2種類は店頭に並んでいるが、今回は食事パンからヴィエノワズリー、菓子パン、パイまで味や大きさなどのバランスを考えながら商品アイテムを開発した」という但木さん。青森りんごの特徴の一つである「皮まで食べられる」ことを生かし、商品によっては「生のリンゴを皮付きのまま使っている」とも。

　同フェアはミニクロワッサンの量り売り「ミニワン」128店舗でも実施する。店頭では、リボン形をイメージしたリンゴ入りミニクロワッサン「青森アップルリボン」（100グラム＝231円）を販売するほか、ミニクロワッサンやミニチョコクロワッサンと詰め合わせた「ウィンターBOX」（777円）も扱う。

　青森りんごの出荷最盛期に合わせ1月の実施となった今回のフェア。パン職人にとっても「地域食材の良さ・味わいを、パンを通じて最大限に生かすことへのやりがいを感じる企画」だといい、「青森りんごのおいしさをパンで感じていただきたい」と但木さん。

　期間は今月31日（木）まで。

ドンク青森県りんご対策協議会