デパチカドットコム

写真を拡大

上等蟹稲荷さん（島根県/てれすこ）

　京王百貨店新宿店の秋の恒例催事「東西有名寿司と全国うまいもの大会」が9月27日（木）、7階の大催場で始まった。

【画像】パティシエール齋藤由季さんが手掛ける、デコレーションされた焼きたてスティックワッフル

　25回目となる同催事。会場には、バラエティー豊かなすしを手掛ける老舗や名店など15店が登場するほか、各地のうまいものを取り扱う70店が出展する。魚食の復権・促進を目的としたさまざまな活動を行う団体「Re-Fish」コーナーも百貨店初登場し、復興支援や魚食の魅力を紹介するイベントを行う。

　「有名寿司」では、手軽に食べられ、地方や店舗によって異なる味や特徴を持つ「いなりずし」に着目し食べ比べを企画。福岡の日本料理店「海木（かいぼく）」の熊本の南関（なんかん）揚げをかつお節のだし汁で煮込んだ「だしいなり」（1折1,312円）をはじめ、豊橋の老舗弁当店「壺屋」の甘辛く濃い目に味付けた油揚げを使った豊橋駅名物「稲荷寿し」（1折480円）、松江の郷土料理店「てれすこ」の紅ズワイガニを使ったカニごはんを濃いめの味付けの油揚げに詰めた「上等蟹稲荷さん」（1折1,260円）を、それぞれ販売する。

　地域色豊かなすしは実演販売が見どころ。都内初登場となる青森「一八（いっぱち）寿し」は、陸奥湾内で捕れたヒラメやマグロ、ホタテを使った「海峡丼」（1折1,580円）を、同店初登場の金沢「金澤玉寿司」は白エビの押しずしとズワイガニのちらしの「紅ズワイ蟹・白えびのこだわり日本海盛り」（1折1,470円）を販売する。

　イートインには4店舗が登場。築地「すしざんまい」が「まぐろづくし」（1人前1,500円）を提供するほか、マグロの解体ショー（同27日、29日、30日、各日11時開始）を実施する。名古屋・栄の老舗「東鮓（あずまずし）本店」は愛知近郊で捕れたアズキマス、シャコ、平貝などを使った同展限定「三河の幸盛」（1人前1,980円）を提供。広島・廿日市「あなご処 さくら庵 城山」はご飯に肉厚の焼き穴子と牡蠣をのせ、甘辛いたれをかけた「宮島丼」（1人前1,580円）を用意する。愛媛・宇和島「ふるさと割烹 丸水（がんすい）」の宇和島名物「宇和島鯛めし」も登場。

　「Re-Fish」コーナーでは、団体の代表を務める上田勝彦さんによるトークショーを実施（9月27日〜30日、各日12時〜、15時〜）。宮城県で養殖されたギンザケを使ったレシピを紹介するほか、試食も行う。東日本大震災の津波で店舗を流されてしまった気仙沼「新富寿し」と「ゆう寿司」の両店主が協力し、「気仙沼名物 ふかひれ丼」（1折3,000円、各日限定40点）やメカジキの握りの実演販売も予定。ほかにも、「Re-Fish」の活動に賛同する水産加工食品や「江戸前漁師を元気にする会」が試食コーナーや実演販売を行う。

　「全国うまいもの」ではスイーツが見どころ。昨年品川にオープンした「パティスリー レ・サンク・エピス」でシェフパティシエを務め、現在独立準備中だという新進気鋭のパティシエール齋藤由季さんが「パティシエール齋藤由季」として百貨店初登場。ベルギー製の稲穂型ワッフル器を使って焼き上げたワッフルにデコレーションした、スティックタイプのくし形ワッフル「デコレーション バトン・ エピ」（1本350円）を販売する。

　同店初登場の福島「玉嶋屋」は、「玉羊羹」をはじめ「ハート羊羹」「桃羊羹」を販売。ほかにも「神戸フランツ」のプリンや「NIJU-MARU」のデコレーションバウムクーヘン、「杉山フルーツ」のゼリー（同28日〜30日のみ、数量限定販売）、カルビーが広島限定で販売するこだわりの「かっぱえびせん『匠海（たくみ）』」も数量限定で登場する。

　会期は10月3日（水）まで（最終日は15時閉場）。

京王百貨店新宿店