高島屋の2012年バレンタイン−「日本」をテーマに商品の一部を公開

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高島屋の2012年バレンタイン−「日本」をテーマに商品の一部を公開

（2011年12月17日）

2012年バレンタインチョコレートの一部を披露

　高島屋は12月8日（木）、2012年のバレンタイン商戦に開催する「ショコラの祭典〜アムール・デュ・ショコラ」で展開するチョコレートの一部を公開した。

　今回は東日本大震災後初めてのバレンタインということもあり、高島屋では「JAPANプロジェクト」と題し、国内外のショコラティエらと共に「日本」をテーマにしたオリジナルチョコレートを多数企画・販売する。イベントを企画する同社MD本部の水野秀樹バイヤーは「未曽有の災害が起きてしまった今年、気持ち新たに年を迎えても被災地を応援し続ける気持ちは変わらない。海外のショコラティエらも東北をはじめ、日本の食材に関心を寄せている。チョコレートを通して、みんなで盛り上げ応援できれば」と話す。

　「JAPANプロジェクト」では、3つのオリジナル企画を用意。「ショコラティエ×日本の素材」として登場するのは、「パスカルカフェ」のパスカルカフェさんが国産ウイスキーをチョコレートに練り込み作り上げた「イチローズモルト×パスカルカフェ」（9枚入り＝3,150円）。使用する国産ウイスキーは、埼玉県秩父に蒸留所を構える肥土伊知郎（あくといちろう）さんが造り上げるウイスキーブランド「イチローズモルト」の個性的な3種のピュアモルトを使い、美しいリーフ型チョコレートに。「イチローズのウイスキーに興味を持ったM.O.Fを持つパスカルさんが作り上げた、とっておきの一品。高島屋としても自信を持っておすすめしたいチョコレートの一つ」と水野バイヤー。

　「ショコラティエ×日本の素材」ではほかにも、「ミッシェル・ブラン」は世界遺産に登録された小笠原の塩を使ったチョコレートを、「ヴィタメール」は国産蜂蜜や国産フルーツを使ったチョコレートを、「ショコラティエパレドオール」は岩手産蜂蜜と国産フルーツを使ったチョコレートを、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」は愛知・南山園の抹茶を使ったチョコレートを、「ショコラモンサンクレール」は宮城の純米大吟醸やユズ、ほうじ茶など素材にこだわったチョコレートを、それぞれ販売する。

　2つめのオリジナル企画は、来年日本デビュー40周年を迎える「フォション」が販売する、日本をイメージした記念チョコレートを詰め合わせた「アニバーサリーボックス」（2,100円）。中には日本とのつながりを表現したチョコレート「FAUCHON LOVES JAPAN」をはじめ、さくらフレーバーハート型チョコレート、ピンクの花びらモチーフのローズフレーバーチョコレート「ローズ」、塩の華入りキャラメルをミルクチョコレートでコーティングした「Choc Made in F」など6粒入り。

　3つめは、東北6県の魅力をチョコレートで表現した企画。老舗のボンボンチョコレート専門店「丸赤製菓糸田川商店」とのコラボレーションで作り上げたのは、「男性上司や同僚へ贈るギフトを想定し、分かりやすく品よく、価格は手頃に」仕上げた「東北六県酒蔵日本酒ボンボン」（6個入り＝945円）。ボトル型チョコレートに「あさ開極上純米大吟醸旭扇」（岩手）、「別誂大吟醸浦霞」（宮城）、「大七酒造　生もと特別純米酒汲古」（福島）など東北の銘酒6種類を閉じ込めた。

　フランス料理・製菓学校「ル・コルドン・ブルー」とのコラボレーションで作り上げたのが、「LCBショコラ・デコールクラ―ジュ」（6個入り＝1,260円）。こちらは岩手県産山ブドウ、宮城県産ヨモギ、秋田県産発芽玄米など6県の素材を使い「使用する素材から連想する色合いで表現」したというボンボンショコラアソート。商品の売上金の一部は「セーブ・ザ・チルドレンジャパン」を通し、被災地の子どもたちへ寄付する。

　今回オリジナル企画としてもう一つ力を入れているのが、「チョコレボガーナプロジェクト」。フェアトレードやオーガニックなどの「人と地球にやさしいチョコレート」を広める活動に取り組むNGO団体「チョコレボ」が取り組んでいる、ガーナのオーガニックカカオ生産者と共に健康な森を育て、カカオ生産者の生活の安定と子どもたちの教育を支援するプロジェクト。今回は阪神阪急と共に百貨店としてこのプロジェクトに参画。「チョコレボ」が6年かけて取り組んだ、ガーナ初の有機認証を取得したという有機栽培のカカオ豆を使用。チョコレートや洋菓子ブランドに呼び掛け、オリジナルチョコレートを初めて展開する。

　販売するのは、「森を守る生産者のカカオ作りがいつまでも続くように」との願いを込めた「チョコレボ」の、ラム酒を利かせたガナッシュ入りでカカオの実をかたどった「チョコレートフォーエバー」（8粒入り＝3,150円）をはじめ、イラストレーター「Kinpro」が描いた農園のイラストを使った「チョコレボ×kinpro＆メリー」のコイン型「カカオフレンズ」（6個入り＝630円、12個入り＝1,260円）。ほかにも「メサージュ・ド・ローズ」「ヨックモック」などが参加。「こうした活動に関心を持っていただき、チョコレートを通してみんながハッピーになれれば」と水野バイヤー。

　来年のバレンタイン当日2月14日（火）と平日となるため、「家族や友達はもちろん、上司や同僚などの『義理チョコ』需要も高まり、来年のバレンタイン商戦も盛り上がりそう」（水野バイヤー）と期待を寄せる。「ショコラの祭典〜アムール・デュ・ショコラ」は、横浜店・大阪店・京都店（2月1日〜）を皮切りに、新宿店（2月2日〜）、日本橋店（2月4日〜）で開催。柏店、岐阜店、岡山店、ジェイアール名古屋店、いよてつ店でも実施する。

高島屋チョコレボ