銀座三越、バレンタイン商品発表−日本初「COCOMAYA」などの限定品が9割占める

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銀座三越、バレンタイン商品発表−日本初「COCOMAYA」などの限定品が9割占める

（2011年11月22日）

2012年バレンタインに銀座三越限定で販売する、日本初上陸の、ロンドンのチョコレートブティック「COCOMAYA」

　銀座三越は来年のバレンタイン商戦に向け、「銀座三越バレンタイン2012」として打ち出すチョコレートを一堂に集め、一足早く発表した。展開するのは13カ国、65ブランド。そのうち、日本初登場ブランドを含む限定商品は過去最高の約60種類に上る。

　今回のバレンタインテーマは、幸福を意味する「Bonheur（ボヌール）」。銀座三越・銘店銘菓和洋菓子アシスタントバイヤーの日高勝久さんは「これまで『自分へのご褒美』傾向が強かったバレンタインチョコレートだが、震災以降は自分よりも『身近な人への感謝』をチョコレートで表す傾向がより強くなるのでは」とし、チョコレートを「人と人をつなぐ、つながるパーソナルギフト」として位置付ける。「Happy」をキーワードにした企画では、「ピエール・エルメ・パリ」がバラをヌガティーヌに閉じ込めた、代表作「イスパハン」の新しい形の商品を販売するほか、「ピエールマルコリーニ」は新作を加えた限定アソートを、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」はスペイン産バレンシアアーモンドを使って6種類のフレーバーに組み合わせた限定アソートを販売。素材や形、フレーバー、シャンパンの使用、口溶けなど国内外のショコラティエによる趣向を凝らしたチョコレートが登場する。

　日本初上陸ブランドには、銀座店限定販売となる「COCOMAYA」を打ち出す。同ブランドは、英国のファッション・ライフスタイル業界のトップクリエーター、ワリード・アル・ダミルジャとジョエル・バーンスタインにより2008年に誕生した、今ロンドンで人気のチョコレートブティック。「バレンタイン時期は視覚からの印象も大切。このブランドはパッケージがかわいくて斬新。来年はロンドンオリンピックも開催されるので、ロンドン発のブランドという点も魅力だった」と日高さん。

　チョコレートは全てワリードとジョエルの2人のインスピレーションによって考え出され、常に人や自然への環境を意識し完成されているという。ピスタチオや洋ナシガナッシュ、ウオツカ、パッションフルーツ入りの「オリジナルボックス（ピンク）」（8粒入り＝2,310円）や、ファッションコンセプトを8種類のチョコレートで表現した「オリジナルロングボックス」（16粒入り＝3,990円）、ロンドンの名所を描いたパッケージにイチゴのクリームトリュフのみを詰め合わせた限定ボックスや、ロンドンオリンピックに向けたタブレットなど約7〜9種類を取りそろえる。

　三越ならではの企画では、ここ数年フレーバー入りやリキュール入り、カカオの産地別、カカオの含有率別などさまざまなタイプが登場し、需要も高まっているという「タブレット」（＝板チョコ）を強化。恒例の「王室御用達セレクション」では、「プレスタ」「マダムドリュック」「カカオサンパカ」「ハイナー」のタブレットを詰め合わせた「ロイヤルチョコレートセレクション」（4枚入り＝5,001円）を販売する。各ブランドのタブレットを食べ比べて楽しむだけでなく、別添えのチョコレートスライサーで削って「ショコラショ」としての楽しみ方も提案し、バレンタインギフトとして打ち出す。「音楽の都」ザルツブルグで誕生したオーストリアのチョコレートブランド「ベルガー」は、音楽ジャケットを連想させるCDサイズのタブレットを販売。ほかにもオーストリア「バッハルム」や、産地別カカオを限定パッケージで展開するフランス「ヴァローナ」なども登場する。

　毎年人気が集まる銀座三越・日本橋本店限定販売の「三越限定セレクションボックス」は、「お酒」をテーマに、パリと東京に店舗を構えるチョコレート専門店6店が作り上げたオリジナルのボンボン・ショコラを詰め合わせる。「ショコラコレクションフランス」（6個入り＝2,520円）では洋酒を中心に、アルノー・ラエール（コニャック）、フランク・ケストナー（ワイン）、ジャン＝シャルル・ロシュー（ウイスキー）、アン・ディマンシュ・ア・パリ（ラム酒）、ユーゴ＆ヴィクトール（日本酒）、ジャン＝ポール・エヴァン（ラム酒）をラインアップ。一方の「ショコラコレクションジャポン」では「和酒」をテーマに、ショコラティエパレドオール（日本酒）、ルショコラドゥアッシュ（甘酒）、テオブロマ（日本酒）、ベルアメール（芋焼酎）、ルショコラティエタカギ（梅酒）、オリジンーヌ・カカオ（芋焼酎）をラインアップ。

　そのほか、見た目にかわいく、価格も手頃でギフトに最適なカジュアルチョコとして「アゲチョコ」も展開。「セバスチャン・ブイエ」の見た目が「口紅」そのままの遊び心あるチョコレートをはじめ、「ル・ポミエ」のリンゴあめをモチーフにしたチョコレート、初登場「セバスチャン・ブロカール」はドーナツ形ギモーヴをチョコレートで包んだチョコレーとスイーツなどが登場する。

　日高さんは「バレンタインシーズンは、20代前半の女性も数多く来店していただける。銀座店ではチョコレートの価格を、最も動く2,500円台をボリュームゾーンとし、限定品も数多くそろえた。銀座店ならではのセレクションを生かしたラインアップを楽しんでいただきたい」と意気込む。来年2月1日（水）〜14日（火）には、8階・催物会場で「Sweets　Collection　2012」を開く。

「タブレット」を強化する銀座三越が「王室御用達セレクション」として販売する、三越限定アソート（関連画像）銀座三越