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会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」のカタログ

　三越伊勢丹ホールディングスは8月12日、食品宅配事業内容を拡大し10月下旬より新サービスを本格的に始めると発表した。

　「中期計画における成長戦略の一つとして新規事業の拡大」を目指す同グループが、「新しい販売チャネルの一つ」として打ち出すのは、100％子会社の三越伊勢丹通信販売を通じて行う会員制食品宅配サービス「三越伊勢丹エムアイデリ」。約1200点を紹介するカタログを会員に送付し、注文を受けた翌日、関東全域の1都6県（一部除外あり）に時間指定で手渡しで届ける内容。

　商品内容は、グループの食品スーパー「クイーンズ伊勢丹」とも連携し、生鮮品やグロッサリーなどデーリー商品を中心にそろえる。例えば鮮魚は切り身や刺し身、三枚下ろし、わた抜きなど用途に応じた加工が選べるほか、精肉は製造過程で一度も冷凍せず、肉そのものの味わいが楽しめるよう工夫。そのほか、三越や伊勢丹のデパ地下で人気のある総菜やスイーツを毎週70点以上そろえ、三越で展開する全国老舗銘菓「菓遊庵」や全国名産品「味匠庵」の商品が三越日本橋本店から届く「デパ地下便」も用意。また、これまで食の安心に取り組む「大地を守る会」の商品も厳選して紹介する。

　注文は、電話（10時〜19時受付）、ファクス、ホームページ、携帯サイト（各24時間受付）から可能。15時まで注文すると、「翌日」の「指定時間帯（14時-21時）」に「手渡し」で宅配する（一部除外あり）。宅配地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬の1都6県（一部除外地域あり）。入会金・年会費は無料だが、月額利用料は1カ月315円。配送料は地域によって1回315円（一部地域は630円）かかる。

　新サービスの導入で、初年度は会員数2万人、売り上げ27億円を目標とし、将来的には100 億円を目指すという。

三越伊勢丹ホールディングス−三越伊勢丹エムアイDeli