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かつお節と昆布のだしに魚醤を加えたタレで熟成させた「無着色カットたらこ」（石巻・愛情たらこのみなと）

　小田急百貨店新宿店は6月23日（木）より、楽天と共同で「楽天市場 東北グルメ応援市」を本館11階催事場で開催する。

　ネットとリアルを結ぶ物産展の開催が初めてとなる同店は、東北・北関東の野菜を販売するフェアやオリジナル商品の販売額の一部を寄付するなど被災地支援に取り組んできた。一方、池袋東武や阪神梅田本店とコラボ物産展を開催し、ネットショッピングになじみの無かった新規顧客を獲得している楽天も、ネット上で東北物産展をいち早く開催するなど被災地支援に取り組んでいる。

　小田急百貨店広報の吉永明洋さんは「東北地方中心に物販を行っている店舗に新宿という大きな商圏を持つ小田急の売り場を提供し、東北の情報発信のお手伝いができれば」と話す。同店では今回の出店条件を通常の物産展より1％優遇することで出展者を支援。楽天は売り上げの1％を被災地に義援金として寄付する。

　同展には「楽天市場」に出店する東北6県のショップから23店舗（青森2店、秋田3店、岩手4店、福島2店、宮城8店、山形4店、そのうち2店舗は期間限定出店）が出店。水産加工物をはじめ、麺類、調味料、スイーツなど約150種類を展開する。会期中、「南三陸町観光協会公式みなみな屋」を楽天市場に出店している宮城県南三陸町の「南三陸町観光協会」が特設ブースを開設し、町の魅力をアピールする。

　会場には、宮城・石巻「愛情たらこのみなと」の手漬け商品が人気で、楽天ランキングでも常に上位の「無着色カットたらこ」（120グラム＝525）をはじめ、岩手・盛岡「ベアレン醸造所」の100年以上変わらないドイツの伝統的なスタイルによる地ビール（1本350円〜）、福島・いわき「名代 釜庄」の手作業で仕込む「金波銀波魚漬 金目鯛」（2切れ＝770円）などが登場。青森「海藻問屋」は天然素材を使った「海藻スープ」（75グラム＝1,050円）など、震災前の三陸産海草類を在庫の限り販売し、秋田・横手「横手やきそばの林泉堂」はご当地グルメ「横手やきそば」（1パック600円）を実演販売する。

　会期は今月28日（火）まで（26日は20時、最終日は19時閉場）。

厳選した切り身をかすやみそに漬け込んだいわきの老舗「釜庄」伝統の魚漬け（関連画像）コクがありしっかりとした味わいの、ドイツスタイルの盛岡地ビール（関連画像）小田急百貨店新宿店楽天市場 東北グルメ応援市特設ページ