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6月の「フィナンシェ・ティエド・フィグ」

　日本橋高島屋の地下1階に出店する「アンリ・シャルパンティエ」の「サロン・ド・テ」で6月1日（水）より、限定のデセール（皿盛りデザート）「夏のクレアシオン 2011」を月替わりで販売している。

　「クレアシオン」は、同ブランドの「お菓子のクリエーティブ・ディレクター」でもあるフランス人パティシエ、クリストフ・フェルデールさんが年3回（春・夏・秋冬）打ち出す、フランス語で「創造」という意味のデセールシリーズ。今回は夏らしくフレッシュなフルーツを使い、フェルデールシェフが気に入っているという同ブランドの「フィナンシェ」に組み合わせ、「リエゾン・デテ（夏の関係）」をテーマに、同ブランドでも初の試みとなる月替わりのデセールを提供するというもの。

　デセール用のフィナンシェは、全てサロンの厨房で手焼きしたものにこだわった。レシピはテークアウト用のフィナンシェと同様だが、サイズは一回り大きい正方形。このフィナンシェにフルーツを盛り付けた後、提供する直前に少し「火入れ」を行うことでフィナンシェの発酵バターの香りとコクが広がり、盛り付けたフルーツは甘みと風味が増し、生地とフルーツの調和した味わいが楽しめるという。

　皿の上にはこの焼き菓子のほか、歯応えのあるクランブルをトッピングした冷たいパルフェを添え、「デセールならではの醍醐味（だいごみ）となる『温と冷の一体感』を提案する」と、同ブランド広報担当の平岡美生さん。

　デセールは毎月1種類、計3種類を提供。6月は、グリオットソースを塗ったフィナンシェにスライスしたイチジクを盛り付けた菓子に、香ばしいノワゼットのクランブルをトッピングしたアールグレイのパルフェと、イチジクとレモン汁のソースを添えた「フィナンシェ・ティエド・フィグ」（1,050円）が登場する。

　7月は、クリの蜂蜜を塗ったフィナンシェに、バニラを香り付けしたパイナップルのコンポートを盛り付けた菓子に、ココナツのクランブルをトッピングしたバナナとパッションフルーツのパルフェと、オレンジのコンポートをデコレーションしたパイナップルとココナツ、ライムのソースを添えた「フィナンシェ・ティエド・アナナス」（1,050円）が登場。

　8月は、アーモンドクリームを塗ったフィナンシェにレモンとオレンジを香り付けした白桃のコンポートを盛り付けた菓子に、アーモンド・アッシェ入りのクランブルをトッピングしたアーモンドのパルフェと、アマレットを加えたアプリコットソースを添えた「フィナンシェ・ティエド・ぺーシュ」（1,050円）が登場する。

　「仕上げに火を入れることで、ほんのり温かいフィナンシェと夏の果実の甘く芳醇（ほうじゅん）な香りが広がる今夏のデセール。月替わりの味わいを目で、鼻で、舌で楽しんで、季節の移ろいを感じていただき、とっておきの時間をサロンで楽しんでいただきたい」と平岡さん。

　さらに今回のデセールで使用するフィナンシェは、厨房で焼き上げたものを「フィナンシェ・キャレ」（1個189円）として、日本橋高島屋のほか、サロンが併設されている芦屋本店、銀座本店の3店舗で、数量限定で販売する。

　期間は8月31日（水）まで。

「アンリ・シャルパンティエ」サロン限定の7月に提供するスペシャルデセール（関連画像）「アンリ・シャルパンティエ」サロン限定の8月に提供するスペシャルデセール（関連画像）アンリ・シャルパンティエ日本橋高島屋