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カカオ水ようかん

　三枝俊介さんがオーナーシェフを務める高級ショコラ専門店で大阪・西梅田や新丸ビルに店舗を構える「ショコラティエ パレ ド オール」が6月1日（水）、銀座三越の地下2階「ギンザスイーツパーク」に期間限定で出店する。

　今回の注目は今夏の新作デザート2種類。今年のバレンタイン時期より和素材を取り入れた商品を提案しているという三枝シェフが着目したのは、夏の和菓子としてもなじみ深く、幅広い年代に親しまれている「水ようかん」。これにカカオの香りを組み合わせ誕生したのが、新作カップデザート「カカオ水ようかん」（1個399円）だ。

　同品には軽く仕上げたクレームシャンテをトッピングし、涼しさを演出するため、砕いたカカオ豆を飾ったパラチニットのあめ細工を添えている。「一口食べるとカカオの香りが口中に広がり、その後から餡の風味が追いかけ、なめらかなやわらかい口当たりとすっきりとした甘みが特徴」だという新しい風味のカップデザート。

　「ショコラスイーツはさまざまなものが出ているが、ショコラティエならではの商品を作りたかった」という三枝シェフ。新作には単純にチョコレートそのものを組み合わせるのではなく、「夏らしく涼感のある爽やかな味わい」を目指し、昨年発売し好評だったというチョコレートの味わいを生かしたスパークリング飲料「ショコラ ネスパ？！」同様に、カカオ豆から独自の製法で作った味と香りを使用。「最も気を使ったのはカカオと餡のバランスで、どちらが強くてもおいしくない。カカオがしっかり香りながらも食感は水ようかんというように、シンプルに仕上げた」と振り返る。

　もう一つは、ショコラの風味を生かした銀座三越限定のパフェ風カップデザート「クープショコラ」（1個630円）。夏に向けてショコラを感じながらも、重くならないデザートとしてフルーツを組み合わせた。味わいは、しっかりしたカカオ風味のショコラにバナナとナッツを組み合わせた「ビター」のほか、なめらかなミルクショコラにマンゴー風味の「ミルク」、やさしい味わいのホワイトショコラにベリー風味の「ホワイト」の3種類を用意する。

　出店は同7日（火）まで。

期間限定出店の「ショコラティエ パレ ド オール」が販売する銀座三越限定商品銀座三越ショコラティエ パレ ド オール