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出生体重分の魚沼産コシヒカリが入れられる「お米で体重」

　百貨店を中心に出店する米のセレクトショップ「菊太屋米穀店」が現在、結婚式の引き出物や出産祝い、内祝いなどに最適な「お米ギフト」を、大丸梅田店と西武池袋本店で販売している。

　漢字の成り立ちが「八」「十」八」で、「八」の字は「末広がり」を意味し幸運の数字であること、またその「八」が二つも含まれることから縁起のいい贈り物とされているという「米」。こだわりの米を扱う同ブランドでは、ギフトとしても展開。3種類を用意する。

　「寿米」は結婚の引き出物や内祝い、各種記念品などさまざまな祝い事に向けた贈答商品で、魚沼産コシヒカリ3キロを袋詰めしたもの。表書きとなる「寿」ラベルには、用途により名入れのサービスを無料で行う。価格は1袋（3キロ入り）＝5,250円（送料込み）。

　「お米で体重」は出産内祝いギフトに向けた贈答商品。「内祝」ラベルには生まれた子どもの名前と生年月日、出生体重を入れることができ、袋の中には出生体重と同じ重さの魚沼産コシヒカリを詰めることができる。価格は出生体重にかかわりなく、1袋＝5,250円（送料込み）で統一した。

　そのほか中元や歳暮などを含めたギフトとして、同ブランドで取り扱うこだわりの米を贈ることもできる。有機栽培など栽培方法だけでなく、産地や作り手にこだわった米を選び詰め合わせするタイプ。米粒の絵が付いた外箱も無料で用意し、2キロ入りの袋を1〜3種類納められる3タイプをそろえる。

　「お米で体重」は2008年冬から、「寿米」は昨年3月から販売を始めた。ギフトといえば和洋菓子や嗜好（しこう）品などを選ぶ機会が多い中、広報担当の石川浩代さんは「送料込みで5,250円という価格に加え、ギフトに特化したパッケージデザインが功を奏し、贈り物としての意外性と目新しさからお客さまに好評を得ている」と話す。

　ギフトの陳列ディスプレーに最も力を入れている大丸梅田店では、ギフト商品のビジュアルを明確に見せたことで具体的なイメージが伝わり、石川さんは「特にこだわりの米を詰め合わせるギフトは、食べ比べの提案ができるのでリピーターが増えている。単品よりも2袋セットのタイプの動きが良く、日常的な食材だがストーリー性を持たせたことで、ギフトをきっかけに自家需要へとつながって来ている」といい、「今後は取り扱い店舗を増やし、さらにギフト需要の掘り起こしを狙いたい」と意気込みを見せる。

さまざまな祝いギフトに最適な「寿米」（関連画像）手土産や中元・歳暮などに最適で、配送も可能な詰め合わせギフト（関連画像）大丸梅田店菊太屋米穀店