デパチカドットコム

写真を拡大

地下の新しい玄関口、西側エントランス入ってすぐにあるワイン売り場

　「食品」に強いといわれる阪神梅田本店の地下1階・食料品売り場「阪神食品館」が3月30日（水）、リニューアルオープンした。

　今回の改装では利用客のライフスタイルなどを想定した買い回りしやすい店内環境を整えるため、売り場を再構築。利用客一人ひとりの買い回りを促す売り場作りを目指した。今回新規導入した店舗は20店舗以上。

　改装で大きく変化したのは、JR大阪駅方面と地下鉄四ツ橋線西梅田駅に近い西側エントランス。大阪ステーションシティの開業による客数増も見込み、入り口を増設、インフォメーションカウンターを新装した。ここには「阪神食品館」が得意としてきた「ワイン」を品ぞろえとサービスの両面で強化。特にデーリーユースのワインは毎週100種類以上を試飲して選べるうえ、ワインアドバイザー7人がワイン選びをサポートする。

　周辺には、「ルビアン」「ポール」の既存店に加え、ベーグル専門店「ベーグル＆ベーグル」、珍しいクリームパンをそろえる専門店「ALFPAPA（アルフパパ）」の4店舗が集まる「ベーカリーワールド」、週替わりの「ベーカリーイベントコーナー」が登場。さらにワインに合う総菜として、老舗ビアレストランで人気の「阿波乙女鶏の唐揚げ」などを扱う「ニューミュンヘン」をはじめ、野菜コロッケの「808（やおや）キッチン」、ライスシェル（米粉カップ）や大豆シートで食べるファストフード「シャーリーバー」、ユーハイムと「大井肉店」のコラボによるミートパイ専門店「神戸牛のミートパイ」などが新規で登場し、「カロリーバランスetsu」など、カロリーやヘルシーに特化した総菜店が集結する。

　強みの「洋菓子」も東側に集約。かりんとうやあられなど和洋の素材を使ったクランチチョコ専門店「ショコラコート マジー」をはじめ、阪急阪神百貨店と高島屋共同開発のサンドスイーツ店「ピュアフォレスト」、丹波の厳選素材を使った和テイストの洋菓子店「TAMBA FU-DO」、「ヴィタメール」プロデュースによるシュークリーム専門店「プティ・サブロン」、「小倉山荘」プロデュースの新ブランド「明月菓寮」、48種のかりんとうをそろえる専門店「玉や絲や」など、注目スイーツを扱う和洋菓子の新店が並ぶ。注目の和洋菓子を紹介するイベントコーナー「デザートステージ」も登場。

　弁当と総菜を集約した「弁当」ゾーンは売り場中央に集約。首都圏の百貨店を中心に展開する日本料理の老舗「なだ万」がプロデュースする弁当・総菜店「なだ万厨房」をはじめ、「柿安」の牛肉弁当専門店「柿安牛めし」、豆腐を使ったヘルシー弁当・総菜店「錦 そや」が新しく登場。「和・洋・中」と見やすくわかりやすい売り場構成に仕上げ、ランチや行楽・観戦などさまざまなシーンに対応する。

　大阪の各漁港から毎朝水揚げした新鮮な鮮魚をはじめ、地元大阪の生産者が作る旬の青果、銘柄・部位など品ぞろえが充実する精肉が並ぶ「生鮮食品」も強化。人気の「さかな屋の寿司」に旬の魚などを使った押しずし、棒ずしコーナーが加わるほか、堺の穴子専門店「穴子の松井泉」、京漬物専門店「西利」、揚げたての天ぷらなど練り製品を扱う「ねり伝」、産地ものから創作まで豊富なちりめんを扱う「ちりめんのいそ路」、サケの専門店「鮭の大神」が新しく登場する。

　デーリーフーズには、ご当地調味料約100種類と大阪産調味料約50種も含め、日本各地から約800種類の調味料が集結。各地の美味を集めた名物売り場「にっぽんうまいもん紀行」や2つ目の食品催場もお目見えする。

　今回の改装について、同店広報担当の竹下諭さんは「親しみやすく値ごろ感があり、活気あるにぎわいの阪神らしい食品売り場に『買い回り』をプラスすることで、新しい食品売り場を巡る楽しさを感じてほしい」とし、利用客の多様化する価値観についても、「『西日本初』『阪神限定』など、出店する企業と互いのノウハウを結集した新業態も盛り込み、これまで以上に充実させた品ぞろえで応えていく」と意気込む。

　今回のリニューアルに続き4月下旬には、素材や産地にこだわり「eat＝fashion」がコンセプトの洋総菜や弁当を手がける「eashion」をはじめ、柿安の肉総菜ブランド「柿安NEWDELI（仮称）」などが順次新しくオープンする予定。

地下1階の新しい玄関口、西側エントランス付近（関連画像）ワイン売り場のすぐ近くにある、ワインに合う総菜を集めた一角（関連画像）洋菓子「ヴィタメール」がプロデュースするシュークリーム専門店「プティ・サブロン」（関連画像）阪神梅田本店