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国産野菜や果物とベルギー産チョコレートのサクサクおいしいチップス、新商品「ベジフルチョコレート」はバレンタインにも最適

　神戸・西宮に本店を構える「パティスリーブラザーズ」は1月24日（月）より、新商品「ベジフルチョコレート」と「Kuzu・yu」の販売を始める。ターゲットは20〜40代前半の女性。

【画像】古くからある「くず湯」をアレンジした冬季限定商品「Kuzu・yu」

　「ベジフルチョコレート」は、7種類の野菜や果物をチップにし、ベルギー産ホワイトチョコレートで片面だけをコーティングした体にやさしいオリジナル菓子で、サクサクとした食感が特徴。

　野菜や果物は「日本の農業を応援したい」と国産のものにこだわり、北海道産のニンジンをはじめ、北海道産のカボチャ、青森県産のリンゴ、徳島県のレンコン、鹿児島産金時芋、鹿児島産安納芋、種子島産紫芋を使う。低温で手揚げするというチップスは、季節や産地、野菜の種類に合わせスライスする厚みやフライ製法を変えた。さらにコーティング用のホワイトチョコレートには、舌触りなめらかなベルギー・カレボー社のチョコレートにこだわり、野菜や果物の味を生かすため甘さを抑えて仕上げるなど、随所にこだわりをみせる。野菜や果物（りんご）を描いたパッケージに入り、価格は1箱780円。

　今月19日（水）より、新宿小田急と大丸東京店で先行販売を行ったが、従来の野菜・果物チップスをホワイトチョコレートでコーティングするという「目新しさ」から、女性客を中心に「手に取ったり、購入するなど興味を示してくれた」と、代表の嵜本将光さん。

　一方、体が温まる上、消化にいいことから、離乳食や病み上がりに利用されてきた従来のくず湯に「新しさ」を取り入れ、「日本古来からある、体にやさしい本当のおいしさを提案したい」と誕生したのが、冬季限定商品「Kuzu・yu」。

　同品は、厳選した国産材料の本くずや抹茶、ユズ、ウコン、ショウガ、黒豆ココアを使った新しい「くず湯」。本くずならではのまろやかな口当たりと、トロリとしたなめらかな飲み心地、やさしい味わいが特徴で、国産本くずを扱う福岡の老舗「廣八堂（ひろはちどう）」とのコラボレーションによるもの。

　作り方も、従来のくず湯はくず粉を水で溶いてから砂糖を加え、加熱しながら透明になるまで練りながら作るというものだが、同品は湯を注ぐだけという簡単さ。「くず湯の持つ効能にも注目している。近頃、体の冷えから心身に支障を来す方が増える中、家庭で、職場で、リラックスしたいときに飲んでほしい。」と嵜本さん。商品は、「白糖」「抹茶」「生姜入りウコン」が入った緑のパッケージと、「白糖」「柚子」「黒豆ココア」が入った桃色のパッケージの2種類を用意し、価格は各630円。ギフト需要も考慮し、パッケージデザインはこだわった。

　商品開発のきっかけについて、嵜本さんは「全く新しい商品を一から生み出すというのは時間も手間もコストもかかるが、既存の商品に『ひと手間』加え、『こだわり』を見せることで、ほかの菓子とは違うオリジナリティーある菓子を作り上げることが『ブラザーズ』らしさ」といい、「和菓子を取り入れた商材も多いが、あくまでパティスリーなので最終形は洋菓子に仕上げている」。今回の新商品2品については、「おいしくて、健康的、体にやさしい菓子」を目指したという。

　単品売りとは別に、本格的なバレンタインシーズンに向け新商品2品をセットにしたものも販売する。その後「ベジフルチョコレート」はバリエーションを増やすことも検討中だが、「Kuzu・yu」は季節限定商品のため、販売はホワイトデーの3月14日（月）までの予定。

　取扱店は、阪神梅田本店、阪神・御影店、新宿小田急と、本店を含む常設店6店舗を基本に、バレンタインシーズンは百貨店をはじめ、催事など約7店舗を含む、計約13店舗で販売する予定。

古くからある「くず湯」をアレンジした冬季限定商品「Kuzu・yu」（関連画像）パティスリーブラザーズ