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マッシモシェフと石崎シェフのコラボメニュー「野菜のラビオリ クラテッロ・ディ・ジベッロのクロッカンテとバルミジャーノ・レッジャーノ添え」

　伊勢丹新宿店は10月5日（火）より、恒例の外国フェア「イタリア展」を本館6階催物場で開催する。

　15回目となる同展では、イタリアの中でも豊富な食材や伝統料理が点在し「美食街道」とも呼ばれる北イタリア「エミリア・ロマーニャ州」を特集。生ハムの王様といわれるクラテッロをはじめ、牧草からこだわるパルミジャーノ・レッジャーノ、モデナの山間部に伝わるティジェレ、希少な100年物のたるからくみ出したバルサミコ酢、力強い味わいが特徴のランブルスコなど、ヨーロッパの中でもD.O.P.（原産地名称保護制度）食品の生産が集中している地ならではの美味を取りそろえる。

　イートインには、現地のシェフと日本のイタリアンのシェフによるコラボメニューや、地元のピザ・コンテストで優勝したという職人によるピザが登場し、現地で直接買い付けた「ヴィニタリー」受賞ワインをはじめとするイタリアワイン95本がお目見え。そのほか、パスタ類やオリーブオイル、チョコレート、イタリア野菜、スカンピ（手長エビ）などさまざまな食材やイタリア総菜、ドルチェを展開。現地の生産者やシェフも来店する。

　注目は、厳しい基準によりポー川周辺の8つの村のみで作られる、豚のモモ肉の最もやわらかい部分を1年以上熟成させ作り上げるという生ハム「クラテッロ・ディ・ジベッロ」。中でも、パルマのレストランのオーナーシェフであり、クラテッロ協会会長でもあるマッシモ・スピガロリさんが手がけるのは、空調設備すら無い伝統的なクラテッロの熟成庫で作り上げた「クラテッロ・ディ・ジベッロ白豚21カ月熟成」（約35グラム＝1,890円）。

　そのマッシモさんと、修業時代から現在まで親交のある伊豆高原・那須「リストランテ ラ・ヴィータ・エ・ベッラ」石崎幸雄さん監修によるイートインのコラボメニューも見逃せない。日本初登場の希少な黒豚クラテッロと白豚クラテッロを一度に味わえる「クラテッロ・ディ・ベジッロ食べ比べセット　白豚21カ月熟成と黒豚27カ月熟成」（パン付き、1人前3,360円、各日限定50点）を提供する。ほかにも、野菜のラビオリやトルテッローニなどのパスタ料理をはじめ、日替わりメニューなどクラテッロを使った特別メニューを提供。

　薄く焼き上げたパンのように見える、モデナの食卓に並ぶ伝統的な食材「ティジェレ」は、焼きたてに生ハムやオリーブなど好きな具材を挟んで食べるという。会場には「イル・モンタナーロ」が登場し、小麦粉や水、オリーブオイル、牛乳、卵、酵母、塩を使い伝統製法による手作りの「ティジェレ」（10枚入り＝1,365円）をはじめ、具材を挟んだ「ティジェレサンド」（1個368円）を販売する。

　パルミジャーノでは、パルマの中でも「別格」だといわれる「ボナーティ」が登場。天然ハーブを食べて健康的に育った牛のミルクを使って通常よりも長期熟成し、コクと深みを引き出した「パルミジャーノ・レッジャーノ 48カ月熟成」（100グラム＝1,155円）や「60カ月熟成」（100グラム＝1,470円）、「84カ月熟成」（100グラム＝2,262円）を販売。朝搾ったミルクを夕方まで寝かせ、浮き上がった生クリーム部分を3時間かけて練り上げ作った「無塩バター」と、日本初の「有塩バター」（各250グラム＝1,995円）も、それぞれ販売する。

　毎回好評となるピザのイートインでは今回、今年のピザ・コンテストで優勝した「『ニコレッタ』エビ・ホタテ・ズッキーニのピッツァ」（1枚1,733円）を提供。イタリア・パドヴァ「ピッツェリア・ペネロペ」のジャン・カラオンさんが手がけたピザで、厚めの生地にエビやホタテ、ズッキーニにモッツァレラチーズ、バジル入りリコッタチーズ、サーモンクリームソースをのせる。トマトベースのイタリアらしい味わいの「『ペネロペ』プロシュートとポルチーニのピッツァ」（1枚1,628円）も提供する。

　会期は10月11日（月・祝）まで（最終日18時閉場）。

ピザ・コンテストで優勝に輝いた「『ニコレッタ』エビ・ホタテ・ズッキーニのピッツァ」（関連画像）伊勢丹新宿店