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Caju店頭

　グランドオープンした銀座三越・地下2階ギンザフードガーデンに9月11日（土）、フルーツに特化したデザート専門店「Caju（カジュ）」がオープンした。手がけるのは、全国の百貨店を中心に「アンリ・シャルパンティエ」「シーキューブ」を展開するアッシュ・セー・クレアシオン。

　同店は、「季節のフルーツが集まる『果樹園の庭』」をコンセプトに、国内外からえりすぐりの旬のフルーツを使ってパティシエがひと手間かけたフルーツデザートブランド。出店場所は、銀座スタイル「デセール・テ」隣の洋菓子売り場一角で、売り場面積は39.5平方メートル。同店が1号店となる。

　「当社としてこれまで培ってきたノウハウを生かし、四季折々のフルーツを味わえるような、女性に人気のフルーツに特化したブランドを展開したい」と話すのは、フルーツ専門店のデザートとは一線を画すというアッシュ・セー・クレアシオン広報の平岡美生さん。

　「果樹園の庭」らしくナチュラルで明るい雰囲気に仕上げた店頭のショーケースに並ぶのが、色とりどりのフルーツを盛り込んだ生ケーキ。定番の「季節のいちごショートケーキ」（546円）や「柑橘が香るモンブラン」（515円）を含め常時約15種類を展開する。オープン時の価格帯は483円〜693円。

　「季節感をいち早く感じることができる」季節替わりのフルーツタルトは、「生地とクリームの間にミックスフルーツのジュレを重ねることで、フルーツとクリーム、タルト生地それぞれのパートをつなぎ合わせ、フルーツデザートとしての完成度を高めている」（同店）のが特徴。「季節の洋梨タルト」（557円、10月からは完熟を迎えた山形県産洋ナシ「マルゲリットマリーラ」を使用する予定）や「秋の実りミックスフルーツタルト」（683円）、「他店ではあまり見かけない」と好評の「季節の柿タルト」（525円、11月下旬までは奈良県産「刀根柿」を使用する予定）などを販売する。

　「複数のフルーツを使うことで新しい味わいを引き出す」という季節替わりのホールケーキでは、クリのムースにブルーベリーやカシス、オレンジのジュレを組み合わせた「栗とブルーベリーを飾ったムースパイ」（直径約16センチ＝1,890円、10月14日までの予定）を販売。フルーツ7〜8種類をデコレーションした「秋の実りミックスフルーツタルト」（直径約12センチ＝1,575円、直径約15センチ＝2,625円）や、サイズバリエーションが豊富なプレーンとチョコ2種類のショートケーキタイプのバースデーケーキも用意する。

　手ごろな価格だけでなく、「見た目がかわいく、会社で配ったり、手土産に便利」と近隣のOLに支持されているのが、店舗内のオープンショーケースにある商品群。やわらかな口溶けと、8種類のフレッシュフルーツの風味が味わえる「フルーツキャラメル」（8個入り＝840円）をはじめ、ミニサイズの「フルーツプリン」（4個入り＝1,260円）、「フルーツパフェ」（3個入り＝1,418円）、「フルーツミニパフケーキ」（3個入り＝945円）、「フルーツロール」（約10センチ＝840円）を販売する。

　ほかにも、同店ならではの商品として、「料理やドリンクにもアレンジできる」と評判のフルーツソース「フルーツアロマエッセンス」（3種類、各893円）をはじめ、フルーツアロマエッセンスを染み込ませたマドレーヌやパウンドケーキ、クッキーなどの焼き菓子なども販売。

　夕方前に完売してしまう商品も登場するなど、好調なスタートを切った同店。平岡さんは「まだ生まれたてのブランドだが、1人でも多くの方に知っていただき、こだわりの素材とパティシエの力で、これまでにないフルーツの新しい魅力を提案し続けていきたい」と話す。

Caju（カジュ）銀座三越