デパチカドットコム

写真を拡大

「ラ・メゾン・デュ・ショコラ 松屋銀座店」販売コーナー

　9月7日（火）、松屋銀座の1階に新しく「ラ・メゾン・デュ・ショコラ 松屋銀座店」がオープンし、早くも話題を集めている。

　既に丸の内、表参道にショコラブティックを構え、日本では3店舗目の直営店となる同店は、パリの最高級ショコラブランド「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」にとって日本初の百貨店常設店舗。出店するのは、松屋銀座の第1駐車場に近い1階東口付近。売場面積は65平方メートル。

　今回1階への出店について、松屋広報担当の矢吹直子さんは「来店客のイメージアップ、（外国人を含む）観光客へのアピールを狙い、松屋銀座の1階を高級ブランドが集まるフロアにしたいと考えていた。そのため核となるブランドの一つとして、集客力が見込めて格調高いチョコレートブランドを誘致したかった」と話す。出店場所についても、「正面口より落ち着いた雰囲気がブランドにあっているのでは」といい、「1階の人の流れが変わるかも」と期待を寄せる。

　店舗デザインはチョコレートブラウンカラーを基調に、温かみのあるナラ材を使ったライトベージュの落ち着いた空間に仕上げた。店内には、フィリップ・スタルクデザインのシーリングランプやイタリア・カッシーナ社のいすを配置し、「ラグジュアリーな空間」を演出する。

　同店には販売スペースだけでなく、カウンター6席を含める計14席のカフェを併設。濃厚な味わいの「ショコラショオ」をはじめ、マカロンやチョコレートタルトなどの菓子、ボンボン・ドゥ・ショコラを、紅茶やエスプレッソコーヒーと共に楽しめるという。

　店頭では、プラザ・アテネ、ル・ブリストルなどパリの最高級ホテルのレストランでシェフ・パティシエを務めた実力派で、2007年にクリエイティブ・ディレクターへ就任したジル・マルシャルさんが監修するボンボン・ドゥ・ショコラをはじめ、「チョコレートタルト」（672円）やケーキ、「ミニ・マカロン」（5種類、各231円）、アイスクリーム＆ソルベなども販売する。

　中でも注目は、日本初登場となる「エクレア」（3種類、各651円）。この「エクレア」は世界のショコラファンや多くの著名人から「世界一のエクレア」と称され、パリのブティックで一番人気の高い商品。表参道と丸の内のブティックに先駆けオープンを記念し、9月から10月までの2ヵ月間、松屋銀座店限定でショコラ、キャラメル、カフェと3種類を先行販売（毎日12:15より販売、1人5点限り、電話予約不可）しているが、現在反響が大きく、松屋銀座開店と同時に購入客の行列ができ、販売開始時間からわずか30分ほどで完売してしまうほどの人気商品となっている。また、ジル・マルシャルさんのレシピによるサブレも日本で初めて販売し、ガトー類も含め、こちらも夕方には売り切れ、日によっては午前中で売り切れることもあるという。

　店頭ではオープンを記念し、銀座の街を表すキーワード「伝統と革新」を表現した限定品「アソルティモン・メゾンfor Matsuya Ginza」（8粒入り＝3,601円）を数量限定で販売。「ガナッシュの魔術師」といわれたブランド創設者、ロベール・ランクスさんの伝統レシピによるショコラと、マルシャルシェフが作り出した新たなレシピのショコラ、計8種類を詰め合せたテイスティングボックスとなる。

14席のカフェコーナーは落ち着いた空間（関連画像）行列必死の先行販売「エクレア」をはじめ、マカロンなど手作りショコラスイーツが並ぶ（関連画像）松屋銀座ラ・メゾン・デュ・ショコラ