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グリオットと銀座はちみつを組み合わせた「タント・マリー」の新作「グレジル」

　銀座で採蜜された新鮮なハチミツを使った春恒例「銀座はちみつスイーツ」の販売が、松屋銀座の地下1階和洋菓子売り場で今年も4月21日（水）から始まり、ゴールデンウイーク中の手みやげや母の日ギフトなど、自家需要も含め順調な売れ行きをみせている。

　環境保護と銀座の活性化を目的としてスタートした「銀座ミツバチプロジェクト」も今年で5年目。今年は気温が非常に低い状態が続き、毎年3月中旬より始まる採蜜も危ぶまれたが、4月に入りようやく天気が安定し気温も上がり、「銀ぱち君」の動きも活発化。ソメイヨシノやマロニエ、ユリノキといった花の、糖度の高いハチミツが採れたという。

　今回、銀座産のはちみつを使ったスイーツは新作5種類を含む6種類。「タント・マリー」はグリオットのさわやかな酸味のムースに、はちみつクリームを包み込み、グリオットを飾り付けた新作「グレジル」（1個525円）を販売する。

　「シェ・シーマ」はシュー生地にはちみつ入りクリームを絞り、ハチの巣（ホワイトチョコレート）とハチの羽（アーモンドスライス）をデコレーションした新作「銀座蜂蜜シュー」（1個294円）を販売するほか、「パティスリー ドゥ・ボン・クーフゥ」ははちみつの風味のしっとりした生地ではちみつカスタードと生クリームを巻いた新作「銀座はちみつロール」（1個483円）を、「ラ・メール・プーラール」ははちみつの香りを生かした、クリーミーな味わいの軽さのある新作フロマージュチーズケーキ「銀座はちみつの半熟フロマージュ」を、それぞれ販売。

　ほかにも、「キャンティ」は定番のチェリージアに銀座産はちみつだけでなく米粉も使った新作を、「銀座文明堂」ははちみつ入りカステラのハーフサイズを販売する。

　「地下通路ではちみつスイーツの宣伝の効果もあり、昨年よりも順調に売り上げを伸ばしている」という同店広報の小笠原由佳さん。「毎日完売状態で、当初の限定数を増やしている状況」と喜びを表す小笠原さんは「もっと多くのお客さまに、松屋の風物詩として、また松屋ならではの銀座土産として親しんでいただきたい」とも。

　今後は、採蜜時期により微妙に味が異なるため各店スイーツの味を調整しながら展開を続け、販売は採蜜状況により異なるため6月下旬までを予定する。

銀座はちみつ入りクリームのやさしい甘みが特徴、「シェ・シーマ」の新作「銀座蜂蜜シュー」（関連画像）松屋銀座銀座ミツバチプロジェクト