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日本橋高島屋で「大いわて展」−400円均一「エコ弁」、高校生ブランドも
(2010年03月10日)
日本橋高島屋は3月10日(水)より、岩手県の美味を集めた「大いわて展」を8階催会場で開催する。
40回目となる同展には、三陸海宝漬、サケの寒風干し、寒締めほうれん草、五穀納豆、前沢牛、焼き豚(館ヶ森アーク牧場)、チーズケーキ(小岩井農場)などの農産品や畜産品、海産品に加え、伝統菓子、乳製品、ワイン、調味料など77店舗(そのうち食品は約50店舗)が出展する。同展に合わせ特別企画品を用意するほか、「エコロジー」をテーマにした初の弁当企画や県内の高校生たちを応援する企画も特集。イートインでは「わんこそばの食べ放題」を実施するなど、岩手県観光PRと県産品の販路拡大を狙う。
目玉は、岩手の名品を作る際にできてしまうブランド食材や高品質の食材の切れ端や規格外の素材など、通常では破棄処分してしまう部分を使った初企画「エコ弁当」。岩手ならではの特産品を使った高品質な弁当を、40回を記念し「400円均一」の「お買得価格」で提供する。
ラインアップは、余ったブランド牛「短角牛」の細切れ肉を特製タレで仕上げた「まかないめし 短角牛丼」(肉のふがね)をはじめ、規格外の三陸沖毛ガニのほぐし身を使った「まかないめし かにチャーハン」(中村家)、秋に捕れ過ぎたため新鮮なまま保存したサンマを使い漁師のまかない飯風に仕上げた「まかないめし 秋刀魚弁当」(ピーコック トレテール)、サイズが大きく骨が気になる三陸のアナゴ(=ハモと呼ぶ)を細かく刻んだ「まかないめし ハモ丼」(すし・割烹 若大将)、余ったイカゲソを使った「まかないめし げそビビンバ」(磯料理 喜利屋)の5種類。
岩手県内の高校生たちが地元の食材を使って開発し、校内の工場で製造した商品を生徒自身が販売する「高校生ブランド」にも注目。消費者の声や反応を実際に感じ取ることで販売や商品開発に役立て、次世代の生産者として学んでもらおうと同店が企画したもの。登場するのはいずれも地元でのコンテストや発表会で最優秀賞や入賞したもの。期間・数量限定販売する。
10日・11日=宮古水産高校食品家政科3年生の3人が、春に採れる海藻「スジメ」を細かく刻み、冷凍パックして食べやすくした「三陸宮古のシャキシャキすじめ」の試食品を宮古の新名物として用意する(商品販売はなし)。13日・14日=高田高校水産技術科食品コースの3年生6人が開発した、サバの頭を使った「サバあたまっこ入りさんまつみれ缶詰」(1缶210円)を販売。花巻農業高校は、ブランド豚「白金豚」を原料に開発した安心・安全な手作りソーセージ「華の白金とんとんソーセージ」(420円)のほか、手作りハム・ベーコン、ブルーベリーやリンゴのジャム、みそを販売する。
40回を記念した特別企画品では、開催初回から変わらず展開する味や特別価格の商品が期間・数量限定で登場。「道奥・金婚亭」は、岩手・花巻の伝統的な漬物であめ色をしたウリの中にニンジンや昆布巻きを詰めた「金婚漬(つといり)」(200グラム=525円、限定50点)を、昔ながらのイグサで包んだパッケージに入れて40年前の価格で特別販売する。造り酒屋「あさ開」は「現代の名工」に選ばれた杜氏(とうじ)が育てた岩手を代表する名酒「阿佐開 復刻無濾過純米原酒」(720ミリリットル=1,050円、同16日まで)を、発売当時の復刻ラベルで用意する。
会期は同22日(月・振)まで(同16日と最終日は18時閉場)。
「小岩井農場」が販売する農場のシンボルをモチーフにしたチーズケーキ(関連画像)日本橋高島屋
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